サッカーの王子様

優羽は無関心で無気力…。

何に対してもあまり興味をもたない…。
ましてやこんな面倒くさい仕事へは耳も傾けずに知らん顔してその場をやり過ごす…。

そう思っていた…。

なのに…。
意外な展開に私は戸惑うばかり…。

周りのクラスメートも優羽の行動に
呆気に取られていたけど
すぐにホッとした顔になり
さっきまで焦ってたやつなんて
また友だちと話し始めていた…。

優羽はスピーチだけをするかと思えば吹奏楽部にまで入部をしてしまった。

なんで!?
アタマにはそればかり…。

優羽はすごく必死だった…。

翌日から優羽と居れる時間が極端に少なくなった。

吹奏楽部の練習とかスピーチづくりで…。

忙しそうだった…。
でも、一生懸命だった…。

冬休みも一緒に遊べなくてヒマだった…。

でも優羽の頑張ってる姿をみてると応援したくて…。
ずっと応援してた。

これが優羽がすごく必死だったこと。
なんであの優羽があんなに必死になって頑張っていたのか理由はいまだに分からない。

どうせ明日優羽が全てを話してくれるなら明日聞こう!!

そう思い部屋の明かりを小さい明かりに変えておやすみモードに入った…。

はずなのに…なかなか寝つけなかった。

色んな想いがアタマの中に交差し
なかなか眠れない夜だった…。



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