サッカーの王子様

ー翌日ー

時間通りに携帯から鳴り響く
アラームを止める。
好きな音楽で目覚めるって最高なことなのに今は恨めしくて仕方ない…。

結局寝不足な私。
登校1日目にして寝不足…。
最悪だ…。

重たい瞼を無理やり開けて下へ降り
顔を洗い朝食をとる。

下に降りるとお母さんが玄関で靴を脱ぐ所だった。

ほっぺたを桃色に染めて、

幸せそうな笑顔だった。

相変わらずラブラブだなぁ…。

いいなぁ…。

お父さんを駅まで送った帰りなんだろうなぁ…。

私の視線に気がつくと、

「あら!!おはよう」

と恥ずかしそうに笑って言った。


< 51 / 534 >

この作品をシェア

pagetop