サッカーの王子様
『先生?』
そう声をかけると
ハッとした顔になり
「いやいやなんでもあらへん!気にせんといてや!で,どうすんの?保健室行くか?」
そう聞いてきた。
『今日は午前中までなんで保健室行かなくても大丈夫です。』
「そうか…学校が午前中やけんてゆうて無茶したらあかんで?」
『はい。』
それから何度も何度もチャイムが鳴る
ギリギリまで
「限界きたらてか気分悪うなったら早めに保健室行くんやで?」
ずっと念を押され続けた