サッカーの王子様
そうだったんだ…
『ありがとう優羽,真実』
自然に口からこぼれた言葉
その言葉を聞いた真実と優羽は
すごく嬉しそうな笑顔で頷いてくれた
そんなとき
「友情ごっこはそこまででええか?」
あの独特な声の水巻先生が名簿片手に
そう口を開いた
気がつくとクラスみんなの視線が
私たちに…
はっ恥ずかしいっ!!
私は顔が熱くなりただただ必死に
無言で頷くことしかできなかった
ちらっと二人を見ると
真実も顔を真っ赤にしていた
優羽は…平然としていた