サッカーの王子様
優羽たちにどう見えてただろう…
私のなんだか奇妙な行動は…
距離置かれないといいな…。
そう一人祈りながら優羽の話に耳を傾ける
「ごめんね…ずっと黙ってて…いつかは言わなきゃ
言わなきゃって思ってたんだけど…なかなか言えなくて」
辛そうな優羽…相当悩んでたんだ…。
「実はその彼なんだけど…たぶん2人は知ってると思う。
【笹岡 亮太】 (ささおか りょうた)っていうんだけど…。
私たちより2つ上なの…。」
笹岡 亮太って…。
えっ!?もしかして…。
「『中学でバスケ部だった先輩?』」
私と真実は声を合わせて言った。
あの笹岡先輩と優羽が付き合ってたなんて…。