悪魔に恋した少年
そんな口調の悪い冴凪さんだったけど、彼なりに俺を大切にしてくれてるのはわかっていた。

だから暫くは我慢出来た。

それでも限界は来るのだ。

「まーた、透がメインかよー」

「俺の親も死なないかなあ…はは」

どんなに頑張って手に入れた仕事でも周りが自分を認めてくれなきゃその頃の俺には意味がなかった。

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