悪魔に恋した少年


「……今日からお前は俺と一緒に住むんだ。文句は言わせねぇぞ?」

最初は自分が天使だから、可哀想なコイツを守らなきゃと思ったのかもしれない。

例え落ちこぼれの天使でも、人間の役に立てると思ったから。

でも

「有り難う…叔父さんっ!!」

「…っ!叔父さんじゃねーよ、バカ野郎」

透の笑顔を初めて見たとき、天使だからじゃない。

純粋に幸せにしてやりたいって思ったんだ。
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