悪魔に恋した少年
だから達成と待ち合わせをする事にした。
スマホで連絡を入れて待ち合わせ場所で待つ。
その間に一瞬眠りそうになった。
だが、なんとか意識を保った。
「悪いっ、遅れた」
「いや、別に大丈夫」
眠さがピークに来てたがそんな事を言ってる場合じゃない。
お互い俳優業もあって中々時間が合う日もなかったし。
「1…2…1…2」
しかも、運動神経は俺より達成の方が良いのだ。
俳優業をやるまで、中高時代にスポーツをやってたらしい達成。
俺はというと俳優業ばかりで部活に勤しんだ記憶など一ミリもない。
俺が失敗すれば達成は「失敗しない奴何て居ないからもう一度!!!」と優しい声を掛けてくれた。