悪魔に恋した少年
マネージャー怒る 達成side

彼女との歳の差や俺がまだ芸能界では未熟というのもあって冴凪さんには隠してたんだが。

彼にはあっさりとばれる事になる。

冴凪さんはこれから発売予定の週刊誌を片手に凄い剣幕で俺を睨み付ける。

「これはどういう事ですか!!!?」

どういう事も何もとモゾモゾしてると、透も今回ばかりはという顔をして申し訳なさそうに俺を見た。

透は基本的に冴凪さんに逆らう様な事はしない。

辛い、ここから1秒でも早く逃げ出したい。

でも、パパラッチに写真を撮られてしまったのは俺のせいだ。

俺があの日デートさえ誘わなければ…。

「全部俺の責任です…」

久しぶりに涙が出そうになった。

それぐらい俺にとっては本気の謝罪で。

でも冴凪さんは当然許してくれなかった。

「謝るなら俺じゃなくて彼女に謝れ、勿論社長や関係者にもな」

一番最初に出てきたのが有美さんの事なのに驚く俺。


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