大切なモノの果てに…
……死んだ…………っ…………。」




「………っ……嘘……………っ……嘘で……しょ…う……唄が……死んだ…なん…て……。」



「………………………。」




「……………椿………。」




「……嘘よ…そんなの………ねぇ…お父様…また…またいつものうっ………嘘なんでしょ……ねぇ…ねぇ!!…ねぇ!!!!!!「椿!!やめろっやめろっっ!!」



椿が龍次に掴みかかったのを音弥が止めた。


「……椿……唄はもう…………。」


「……何言ってるのよお父様…………唄は……う……たは…。」


カツカッカツカツカッカツ


椿は顔に布をかけられベットの上で眠っているような唄にゆっくりと…近ずいて行った。
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