剣心一如!~「教えてやろうか?恋の仕方」─香取くんの恋愛指南は辛く厳しく、超絶甘い!?
エピローグ
「ごめん!ホントにごめん!!」
放課後の教室で、顔の前に手を合わせ平謝りに謝る私。
「ずるい。ホントにずるい」
「瑠璃がそんな子だと思わなかった」
「ほんそれ。めっちゃショック」
私の前にはのりかちゃんとまひろちゃん、それに知世。
「ホントにごめんなさい!」
私は深々と頭を下げる。
(あぁぁ…今度こそ許してもらえないよぉ…)
大会の後、私は香取くんとお互いの気持ちを確かめ合って、正式にお付き合いすることになった。
それを今3人に報告したところなのだけど…
(そりゃそうだよね。のりかちゃんとまひろちゃんは中学の時から香取くんを追いかけてたわけだし、知世なんてずっと私と親友でいてくれたのに私はなんにも言わなかったんだもん…)
申し訳なくて下げた頭を更に下げる。