剣心一如!~「教えてやろうか?恋の仕方」─香取くんの恋愛指南は辛く厳しく、超絶甘い!?
そんな項垂れる私に香取くんが訊ねる。
「戻らないの?部屋」
「あ、うん…みんな帰る頃に合流すればいいかなって」
そうだよね。
香取くんといると気を遣っちゃうって思うならみんなのとこに戻ってしまえばいいのだけど…
でも…
(こんなに緊張するのに、でも心地悪くない。むしろ…
一緒にいたい…)
どぎまぎする胸の鼓動が、却って心地好い。初めて感じる不思議な感覚。
「鞄取ってこいよ」
香取くんが不意に言った。
「え?」
「帰り待ってるだけなんだろ?」
「うん…」
「だったら先抜けたらいいじゃん。
送るから」
「え…」
そしたら…
(もうちょっとふたりで一緒にいられるのかな…)
そんなことを思ってしまった私を、ごめん、みんな許してね─
*
「戻らないの?部屋」
「あ、うん…みんな帰る頃に合流すればいいかなって」
そうだよね。
香取くんといると気を遣っちゃうって思うならみんなのとこに戻ってしまえばいいのだけど…
でも…
(こんなに緊張するのに、でも心地悪くない。むしろ…
一緒にいたい…)
どぎまぎする胸の鼓動が、却って心地好い。初めて感じる不思議な感覚。
「鞄取ってこいよ」
香取くんが不意に言った。
「え?」
「帰り待ってるだけなんだろ?」
「うん…」
「だったら先抜けたらいいじゃん。
送るから」
「え…」
そしたら…
(もうちょっとふたりで一緒にいられるのかな…)
そんなことを思ってしまった私を、ごめん、みんな許してね─
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