剣心一如!~「教えてやろうか?恋の仕方」─香取くんの恋愛指南は辛く厳しく、超絶甘い!?
こっそりバッグを取りに戻った後、ふたりでカラオケ店を抜け出す。
もうちょっとふたりで一緒にいられるのかな…
なんて、一瞬甘いことを考えたけど、よく考えたら香取くんも私も自転車通学なわけで…
「香取くん、いいよ送らなくて」
「…なんで?」
「だって自転車だし…」
「でも帰るんでしょ?」
「そうだけど…でも大丈夫だし、悪いから」
「この間送ってもらった借りを返したいだけだから」
香取くんはさっさと自分の自転車のところへ行って鍵を外す。
(そりゃそうですよね…)
別に何も期待してはないけど…
でもちょっぴり胸が疼く。
「行かないの?」
「あっ、行きます!」
私は香取くんの後を追って自転車を出した。
もうちょっとふたりで一緒にいられるのかな…
なんて、一瞬甘いことを考えたけど、よく考えたら香取くんも私も自転車通学なわけで…
「香取くん、いいよ送らなくて」
「…なんで?」
「だって自転車だし…」
「でも帰るんでしょ?」
「そうだけど…でも大丈夫だし、悪いから」
「この間送ってもらった借りを返したいだけだから」
香取くんはさっさと自分の自転車のところへ行って鍵を外す。
(そりゃそうですよね…)
別に何も期待してはないけど…
でもちょっぴり胸が疼く。
「行かないの?」
「あっ、行きます!」
私は香取くんの後を追って自転車を出した。