剣心一如!~「教えてやろうか?恋の仕方」─香取くんの恋愛指南は辛く厳しく、超絶甘い!?
放課後。
「星宮、帰るぞ」
「あっ、はい!」
香取くんと疑似お付き合いを始めてからふたりで帰るのが日課になった。
自転車二台で連ねて走り、いつも家の前まで送ってくれる。
別に自転車だし何かお喋り出来るわけでもないし、まだ陽も高くて危ないわけじゃないし、
「送らなくていいよ」
と言ったのだけど、
「彼氏が少しでも一緒にいたいってのを無下に断るわけ?18点」
と過去最低点を付けられてしまったため、これが定例になった。
駐輪場から自転車を出してくると先に待っていた香取くんが言う。
「ついてきて」
(あれ?帰らないの?)
香取くんはどこに行くかも言わず、すっと自転車をスタートさせる。
「あ、待ってー!」
私も後を追って走り出した。
「星宮、帰るぞ」
「あっ、はい!」
香取くんと疑似お付き合いを始めてからふたりで帰るのが日課になった。
自転車二台で連ねて走り、いつも家の前まで送ってくれる。
別に自転車だし何かお喋り出来るわけでもないし、まだ陽も高くて危ないわけじゃないし、
「送らなくていいよ」
と言ったのだけど、
「彼氏が少しでも一緒にいたいってのを無下に断るわけ?18点」
と過去最低点を付けられてしまったため、これが定例になった。
駐輪場から自転車を出してくると先に待っていた香取くんが言う。
「ついてきて」
(あれ?帰らないの?)
香取くんはどこに行くかも言わず、すっと自転車をスタートさせる。
「あ、待ってー!」
私も後を追って走り出した。