王子?団長?どっちもお呼びじゃありません!!~異世界悠々おひとりさま満喫日記~
「ハイ、フレデリック様! これを巻いて、ちゃっちゃとズボンを脱いで下さい!」
私はフレデリック様に大判のタオルをズイッと差し出すと、反対の手でズボンを寄越せとチョイチョイとジェスチャーで示す。
「エミリー? その、なんだ? ず、ずいぶんと積極的ではないか?」
!!
何故そこで、頬を染める!? ちょっともじもじ、してみせる!?
「阿呆な事言ってると、もぎ取りますよ?」
……何故そこで、股間に手をやる?
「いいから、サッサと脱いで下さい」
私は白い目を向けたまま、フンッと鼻息と共に催促する。
「……ふ、ふむ」