夢に恋した私
2、

「真子」

後ろから、
彼女の名前を呼んだ。

「雄……
おかえり。」

隣りに並んだが、
真子の涙の理由も聞かず
煙草を吸った。



雄とは、真子の
バイト先で知り合い、
付き合い始めて
五年が立とうとしていた。

左指には
お揃いの結婚指輪。

真子には似合わない
幸せな時が流れている。


「海行く?」

うなずいた真子を見て
雄は車を走らせた。



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