スーパーマン~無口なアイツ~




「うわぁ!」


アタシはびっくりして思わず叫んでしまった




『・・・・・・』


聖は無言だった


え?何がしたいの?


アタシの頭はパニックだった




すると


バッ


突然聖がアタシの隣に座ってアタシの持っていた浮き輪を膨らませ始めた


ピンクの浮き輪は見る見るうちに膨らんでいって
膨らみきった浮き輪はあたしの頭の上に乗せられた




・・・もうちょっと丁寧に扱ってくれません?



そん事を思いながらポケーッと聖君を見ていた


そうしたら

『アンタそんなに力ないわけ?』


突然聖にそんな事を言われた




・・・・・・はぁっ?







何コイツ!


一回も話した事ないのに何でそんなこと言われる訳ぇ?




アタシは唖然としたままコイツ(もう「聖君」ではない)を見ていた








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