MAN of DESTINY王太子の執拗な求愛
その夜の事だ。
「ケインしばらくブリね。」
「毎日シャロンの事ばかり考えてたよ。」
「お見合い?父が‥
殿下はお妃様を娶ると‥」
「しないよ。シャロンがいるのに?
シャロンお誕生日おめでとう。目をつむって。 ほ‥ら‥よく‥似合うよ。月の‥指輪だ‥」
ケイン、ケインいかないで
いかないで、ケインー
カバッ、ふう~つ!!またあの夢。
凄い寝汗をかいていた。
夢は少しずつ進んで、ケイン?
まだ良く思いだせない‥
恋仲だったと聞いたけど、私合ってみたいかも、ケイン‥に、かっての私が愛したとゆう彼に、何故、シャロンを捨てたのか問い詰めて、一発殴り倒したい。
夢の中のシャロンは従順で
素直に見える。
今の美桜ならただじゃすまないぞ~
よくも浮気してくれたな(怒)
シャロンの仇取ってやる!
自分の仇ってのも変だけど、
マ、いいかぁ
昼間の蛇氏の言葉も気になる。
「早くここを出なさい。
戦がおきないうちに。」
早く出なさいってどこにサー?
1日、2日、3日過ぎていくうちナタリーさんの顔がくもってきて、元気が無くなったように感じた。
「悩みでもあるの?」
と聞いても、美桜には関係ないから、たいした事でわないのよ。
と濁されてしまう。
そういえば蛇氏が
「あなたがいるだけで、
争いがおきます。」
‥ってほんとかなぁ
ソフィーさんが来たのも、
ナタリーさんが家出したのも!
?いや、そりゃ違うか。
来た時はナタリーさんいたし‥
迷惑かけてんのかなぁ。
我が家気分で長居しちゃったかなぁ。
楽しかったしなぁ
次の朝美桜は鏡の前にいた。
右手にはバリカン
迷いを断ち切るにはまずこれしか思い浮かばない。
ヴイイイーン、ヴイイイーン真ん中から後ろへ、バサッバサッバサッ長い綺麗な黒髪が落ちる。
「ウワア~落ち武者カット、
槍でもあったら 最強やで~!!」
少しずらすと「ウッワオ、虎刈り」
「ウワア~ウワア~」
ヴイイイーン、ヴイイイーン
フィニッシュは、マ*コメ君がいた。