MAN of DESTINY王太子の執拗な求愛
パシーン、パシーンと音がして、
戦闘用の、馬に乗り換え🐎
猛スピードで、駆け抜けていった🌪。
馬の駆け抜ける農道には、
けたたましく土埃があがる。
ドリヤードリヤー
パカパカパカー🐎🐎🐎
馬車も馬も猛スピードで走る。
チャールズは美桜が上手く
逃げ出したか心配だった。
まだ何の作も無しに殿下に
引き渡しては美桜が魔女リザに
狙われる。
それだけは避けねば!まだ早い!!
チャールズも負けじと綱を引く。
パシーンパシーン
チャールズも必死で追いかける。
ヴヒーヒンヒヒーン🐎は
猛スピードで走る。
さっきの場所に着くと、
ヴヒーヒーン馬の嘶きと蹄の音が、
緩やかになり、馬車も止まる
レイモンドが馬を下り唖然として
突っ立っている。
御者とロベルトは
ゲロ吐きまくりだった。
さすがにヴアルタンは余裕で
馬車を降りてきて目をギョロリ
とむいた。
道には、キユーリでバーカと並べてあった。
チャールズも笑わずにはおれず、
ヴアルタンと思いっきり
笑ってしまった。
ヴァルタンは、
「なかなかの、やるな!!」とニヤケた。
クフフ
レイモンドだけは
「くっそおーコケにしやがって!!」
と足で、ジダンダふんだ。
美桜は
「殿下か電化かわかんないけど
ザマア‥‥俺様すぎだょ。!
ケケケケ威張りすきだあ~っての!!
タヒね。」
ムギ畑の中から顔を出して、
心からスーツとした。
そしてあの言葉が青空の中、口を突いて出る
「ウ~ン、マジか•い•か•~ん•。」
ドタバタしながら馬を走らせる
レイモンド殿下を、
御丁寧にムギ畑から、
ベロべーだと見送る美桜を
チャールズは見つけて
(帰ってねーのかよ!あのじゃじゃ馬め!)
とレイモンドが後ろを振り向かない事を祈りながら心臓バクバクさせながら馬車を走らせた。