MAN of DESTINY王太子の執拗な求愛

あの日はこうして始まった。




マヤさんがカミングアウトする。
「私も魔女だよ。
 しかし美桜に見せたく無いんだ、
 私は美桜のマヤさんでいたいから ね 。」
 と言った。



「白蛇氏とジュリアさんの話は、
 会った日に聞いたけどマヤさん達はどおして私と関係があるのです?」


美桜は、席に着いて食事を薦める。


「そうだね、食事しながら
話そうか!」

ガタゴトと椅子をひき全員が席に
ついた。

美桜が口を開いた。

「私こそ、
 皆さんを巻き込んで
 申し訳ありません 。
 信じられないけど
 三百年待ってくれて
 お礼を言います。」

と美桜は、頭を静かに下げて、
お礼を言った。


それからマヤさんは静かに話し
始めた。

チャールズは前からレイモンド殿下
のお付きで

前世も騎士団長でいたそうだ、
アリアさんとマヤさんとタニアさんは
シャロンの父親、
オズワルド子爵に仕えていた。


彼は頭が良く国を良くしようと
人一倍働いていたそうだ。

しかし戦いが始まり、反逆者により
沢山の人が犠牲になった。
タニアさんと、マヤさんとアリアさんは、一生懸命に戦いを魔法で
おさえた。
いろんな知る限りの呪文の魔法で、



しかし思うようにはいかず、
子爵も流行り病でなくなった。
跡継ぎもおらず屋敷は、
取り潰しとなった。


そんな中魔女リザがケインに恋を
して、病を納めるかわりに、
リザとの婚姻を迫った。


私達は薬を作ることを止め、
リザの魔法を解くため日々努力
したが、リザと殿下の婚姻に間に
合わなかった。



シャロンに出かけないように
言っておいたのに、
シャロンはケインが待つと言う
伝言に、騙され屋敷を出て行った。



急いで後を追ったが
もうシャロンは火に包まれ
飛んで行った。
私達は魔法の煽りを受けて、
順番に着いた順に年を取った。


私が一番、
少し遅れてジュリア、
もっと遅れてアリア
私達全員同じ歳なんだ。
そこいらに居た人々は小さくなり
煽りを受けてとばされた
あの山の中へ

「………」

じやあ蛇氏はなぜ60歳?」

「その年でコチラへと
飛ばされましたからね。」

私達はこの人数で、
みんなマムールの村に立っていた。

ふらふらと浮いて、
そのときチャールズと私達は
出会った。


下を見ると、
チャールズがケインを抱え泣いて
いた。

回りは血の海だった。

私達を静かに下ろすと神様は言われ
た。ケインは自害とゆう、許されな
い罪をおかした。

その罪は生まれ変われし時、
民の為、人の為
世の中を支える力で、許そう。
その罪は、同情すべき自害でもある。

シャロンと三百年離れる事となる。
お前たちに頼みがある。
ジュリアと村人は
シャロンの為ミサンガを作ること。

チャールズ、アリア、マヤ、タニア
はシャロンの為橋をかける事、

そして三百年たった後、
シャロンとケインの婚姻の後、好き
な年齢から人生をやり直せる事、

万がいち、二人の気持ちが
離れていたら、
その時点から好きな年齢を進む事を
約束させられた。


そして一匹の白蛇が飛んできて、
白い体がうごくまで1ヶ月かかった
その間、小さな村人となった皆で
世話をした。

白蛇は神の使いだからもあるが
グニャリとしていたから助けたい
と皆思った、



そして元気になった白蛇は
ミサンガの作り方を教えた。

白蛇は少し滞在したあとすぐシャ
ロンの降り立つガラシアンへと旅
立った。

神様からの言付けを伝える為に。

そうして私達はシャロンを迎える
準備に入った。

それぞれの仕事をしながらね。


しかしあの日騒ぎがおきて、
美桜を迎えに行ったのに見つけら
れず気が気でなかった。

リザに見つからないようにするには
魔法が使えず
美桜を探せないうち
虹の柱が立ってしまった。

リザに見られたかもしれない。

美桜の安否が解らず、
みんな探し回った。

しかし蛇氏に会ったとは、
まさに神の思し召しだよ。

ずっとずっと探し回った、
美桜と会った日もクタクタに
探し回った後だっ
た。

そして見つけた。
魔術がきく範囲に美桜が現れてくれ
たから
美桜を見つけられたのさ。
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