MAN of DESTINY王太子の執拗な求愛


🐝王族付きのメイドは、
侯爵、公爵、伯爵などの娘が多く、
狙いは殿下か、

それか上流階級のお婿さん探しが大半で、新入りの美桜は、

上の位の侯爵の娘の設定ではあったが
新入りのためイジメの対象であった。


理由は 誰もが狙い敬う
«殿下付きのメイド» だったから‥
Japaneseで言う
大奥の殿様ゲットとか思われてる?‥。


そのとおり!! 


城中では殿下狙いと
もっぱらの評判だった。
ある日5~6人のメイドに呼び出された。
主犯は侯爵の娘サンドラだ。


「あんた、
 どうゆう手を使って
 殿下付きになったの?」

「へ!!別に何も、
 もはや来たく無かったし。
 無理やり、
シカタナ~クしかたな~く
 来・た・の・」


「じゃあ帰れよ!」
サンドラの手下が笑いながら
冷たい目を光らせ "ガン”と
背中を足で蹴って来る。


他の手下も
腕を組ながら美桜の回りを回り、
また足で蹴りを入れてきた。

「📣まあ、お嬢様が蹴り?
 まさかぁサンドラが蹴りを?
 お嫁にいけませんことよ!!」

🔊わざと外に聞こえるように叫ぶ。
の後、美桜も足でドカッと
跳ね返した。
キャアー。

「やるんかあー!!
 なめてんじやねーぞ!!
 サンドラかカンドラカわかんねーけど
 イジメやってみろや、あ!! 」


美桜は、サンドラに顔ちかずけて、

「剣には自信あんだよ、
 騎士団からつれてこいや、
 サンドラじゃ相手にならんし、
 自慢じゃないけどサー
 殿下と立ち会いしたこともあんだ
よ。」
ガン、ゴン、ガン、ゴン
頭付きを手下共にカマせる
ウフッ‼痛いでしょって!

    エーッ~


そこにいた上流階級の、
娘達は怯んでしまいみんな逃げ出した。


「サンドラ、やるか?誰もいねーぞー。
 タイマンはるか?あー!!」
            
ゲホゲホ
「わかったわよ!まけた!
 あんたの勝ちよ。
私も侯爵の娘よ‼
負けた責任は取るワ
さぁ好きにシロ‼」

さすが侯爵クリントン家の令嬢
だけあって腹の括りも教えられて
いる。

       
潔く負けを認めたサンドラに美桜は
好感を持った。

美桜は、「メシいくぞメシ!」
そう言ってサンドラの手を引き
立ち上がらせた。


 「お食事?あんたと?」
サンドラはビックリていたが
スタスタと先を歩く美桜にサンドラは渋々着いて来た。

そう一般食堂について来た。

みんな、サンドラと美桜の登場に
ビックリしていた。

王室付きのメイドが二人も?

二人は一般使用人と同じに並び
順番に皿にある食事を取って行く。

サンドラには珍しく
新鮮、セルフサービスをサンドラは
知らなかったらしい。


窓際のテーブルに着くと
美桜は、歯をはずしサンドラに、
この歯着ける?キヤハハハハ 
と手渡すが、サンドラは首を振り、大笑いした。キタナ

美桜もゲラゲラ笑って、
2人で水をとり、オカワリの
チキンスープとパンを
取りに行った。


何もかも、
お嬢様育ちのサンドラには、
新鮮で知らない事ばかりだった。



「あんた可愛いじゃない。
 どうしてブスなの ?」


サンドラは、不思議な顔で聞いて来た。
美桜は、

「殿下かが惚れたら困るでしょ
 威張りくさって大嫌い。」


サンドラは、首を傾げて
「変なの!!つーか 
本当に殿下目当てじゃ
無いの!!?? 」

美桜の前に回り込み不思議な顔をした。

それから美桜の回りは、一転した。
子爵や男爵の娘も、
わけへだてなく付き合い、
城の雰囲気がガラリと変わった。

メイド同士の交流が増え笑い声が聞こえるようになった。

「ヘエ~女の子の笑い声って、いいな!」
 とロベルトが窓際に立って言うと、


「最近雰囲気変わったな。」


 ヴアルタンも本を読みながら呟いた。
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