MAN of DESTINY王太子の執拗な求愛
🐝⋆゜
見合い、止めてって言えば
止めるかなぁ
(~。~;)?
ナイナイ、
ブスはタイプじゃないなんて
言ってたし。
私の彼氏の、条件は、
“おブス”でも好きと言って
くれなきゃヤダ。
今日はレイモンドの見合い相手
探すとかで寝坊はタブーなのだ。
しかし、かたずけをしていると
美桜はみっけてはならない物を
見つけてしまった。
ウヒ♡♡
握ってみると水性と書いてある。
ダメダメ、
震える手でペンの蓋を開けて
しまった。
レイモンドの顔が、
さあ書いてくれと言わんばかりに
上向いている。
(≧◇≦)いいのかよ~♡♡
美桜は許可を取ったキモチになる。
だって七色の水性ペンに
キャンパスは寝てるし
書けって事じゃん。
ヾ(≧∇≦)いいぞー♡♡書けー♡♡
眠った顔のレイモンドが答えた気がした。
ウヒッヒ
初めはふるえる手でソロリソロリや
しかし描き始めたら…
眼鏡は私とおそろい。
瞼にはパッチリとした目をかいて
睫もぱぱぱと、つけまつげ、
鼻ヒゲ、ぱぱぱのバカ○ンの
ぱぱナノダ。
顎ヒゲも書いてさしあげよう。
作業は順調に進む。
オー芸術は爆発だっけ?
我ながら、いい出来だっ!!
フア~ア、
書き終わったら急に眠くなった。
レイモンドだけ寝るの
ズルイじゃ…あり…ま‥せんかぁ。
ムニャムニャ
「ン~ン?」
甘い臭いがする。目を開けると、
美桜が俺の胸で寝ていた。
サラサラした黒い髪が気持ちいい。
つい、抱き締めてしまった。
ムギユ~柔らかい。
アレ!
ナンダコリャア?、?
目にガツンと当たる白い入れ歯ば?
どっかのババアが来たのか?‼
慌てて美桜の顔を確かめる!
ン・・・コレって?
よく見たら美桜の出っ歯だった?。
美桜の口を開けてみたら、歯並びのいい、可愛い歯がある。眼鏡も外したら
≪うっ、あっ、あああー。≫
コイツ、チビ?俺の…オレの
チビじゃねー?!!