MAN of DESTINY王太子の執拗な求愛
🐝⋆゜ようし、とびきり美人に
してやるぞ~
めがねの上に、婆シワ、
鼻毛は絶対書いとく。
鼻を真っ赤に塗りつぶして‥
季節ハズレの🦌トナカイさん。
ほっぺにチークを真っ赤っか。
美桜、綺麗だ∵ゞ(´ε`●) ブハッ!!
「起きるのが楽しみだ。」
「ロベルト、美桜を
起こしてみろよ。」
笑ったら、縛りクビだぞ!
ロベルトは
「美桜、美桜、仕事だょ、起きて、」
ロベルトには美桜の顔は見えていない。
毛布の中の足だけだ。
「う~ん。ママ、
もうちょっと寝かして。」
ブフッ(ママだって、かわいい。)
「美桜起きて、」と揺する。
≪美桜にベタベタ触るな!≫
後ろからレイモンドが怒りの鉄拳、
ゴチン
«いてっ»
その声で美桜が起きた。
「ロベルト…さん。」
ニッコリと笑う美桜の口は鼻ひげと
鼻毛でおおわれ…アハッ
にっこりと笑う歯は白黒白!!
オデコには、黒い三本線
フ、フヘヘウヘヘ、
途端に、ロベルトが、縛り首は無理~と叫びながら猛ダッシュして出ていった。
「本気にすんなょ。」
レイモンドはニヤニヤしながら
見送った。さてと…
美桜が苦しむばんだぞ。
しかし、俺も笑うと、
美桜もブッ、ブフッと吹き出した後
バスタオルで、顔を隠して肩を
揺らしている。
美桜、美桜、美桜もコッチを向く。
ブフッ俺は、笑うと顔がこんなに
きつくなるのかと思った。
顔が筋肉痛だ。
マジ顔の筋肉がつらい。
目をパチパチしてニッコリと笑えば、
ブフッブフッと顔を隠しやがる。
ニカニカ、してみせると
美桜もピアノのケンバンで、笑ってくる。
アハッ、アハッアーハハハ、あーーーくっ苦しいっ!!
頼む笑うな!!
ヒヤハッヒヤハッ、なんなん!!
おめーも笑うなーーー。
ダッダメェェェェェ
ハァハアハアハア一歩進むが二歩下がる。
叉進む、が笑いすぎて
叉止まるを繰り返し
やっと浴室までたどりついた。
俺が風呂に入るとゲラゲラゲラ
笑った声が聞こえた。
シャワーからでると美桜の顔も
綺麗になっていた。
(チッきずいたか。)
レイモンドはネイビーチエックの
上下を着て再度現れた
ロベルトとヴアルタンを連れ
見合の申し止めにいった。
途中、紅茶、珈琲、アツプルテイ
を飲んで会議室へと向かう。
笑い声が聞こえ振り返ると、
美桜が若き商人と
大笑いしながら話ている場所に
出くわした。
そこへ何人かの男達が現れてまた、
楽しそうに話している。
ヴアルタンが最初気がつき
ロベルトに合図する。
「やあ、君たち美桜に用事かい。」
それに気づいた美桜は、
「ヴアルタン様、今からですか?
良いご縁があるといいですね。」
「フン、メイド如きの
心配することでは、
無い、身分をわきまえよ。」
レイモンドはデカイ声で、
そういい払って、会議室へ向かい、
ドアを開けるなり、
「全部、アレンに任せる。」
といい、ロベルトと
ヴアルタンを伴いガラシアンへ
向かった。
今日はクロードが、
「遊びに来い。」
と言っていたので、
車に、乗り四時間の道のりを
かけてガラシアンへと走らせた。
土産は、チーズの御礼をこめて、
ザブラル産のエビ10箱とカニだ。
あの家は家庭的で好きだ。
実家に帰ったような気さえする。
ロザリーの食事は最高だ。
朝あんな事さえ無ければ、
美桜も連れて来るはずだった。
見合いも中止する
つもりだったのに・・・。