MAN of DESTINY王太子の執拗な求愛
🐝⋆゜
お帰りなさいませ。
中には朝の3人がお出迎え。
「よっ!。気に入った子はいたか?」
ロベルトが第一声をあげる。
≪いゃあ~参ったよ、もてまくり。
ボン•キユツ•ボン≫ブルルン
レイモンドは、胸を手で形ちどり、
こしを手で絞って、
プリプリと振って、おどけて見せた。
「ダナ~見に行ったけど、
みんなスタイル良かったよな~。
羨ましい!」
クロードがチャラく囃したてる。
ヴアルタンは、美桜を気にしつつ
見ていた。
(この二人空気よめねーのかよ。
美桜の態度で分れよ。
レイモンドお前もだ!!!)
「モテるって大変だよ~な!美桜。」
「……」
上着、スルー
ズボン、スルー
靴下、スルー
ここでレイモンドは、美桜の
不機嫌に気づく。
服を拾い集めた美桜に
「ははぁ~さてはヤキモチか?」
シカト
「美桜、レイモンドが、
嫁もらったらウチ
来いよ。俺がもらってやるよ。」
とロベルトが頭を撫でる。
「美桜、ウチでもいいなら来ないかい。
美桜なら、結婚したい。
オムリー侯爵とは父親も
中いいからOKと
思うょ。」
とヴアルタンが、本気とも冗談とも取れる一言を話す。
「いやいやガラシアンに来ないかい。
母も寂しがってるから、
美桜が来れば楽しくなりそうだ。」
それを聞いたレイモンドの目が光った。
「美桜は渡さない!
俺のモノ何だからな。」
«ペチ、» ウッ
«パチ、» イタ
«ゴン。» イテーッ
「皆様ありがとうございます。
殿下はいつまでも、
冗談はおやめ下さいませ。
あなたと、アテクシは、
何でもありせん。
3ヶ月の行儀見習い修了しましたら、
父オムリーが縁談を進めますので、
御心配なきよう申しあげます。」
「えっ誰と?」
ヴアルタンがびっくりして聞いた。
「さ、さあ、
父の目鏡に叶った人なら間違い
ありませんもの!」
タラシでなくぅ~
ウンウン
女遊びせずぅ~
ウンウン
真面目でぇ~
ウンウン
お見合いしない人。
グサーツ
「嫁に行くつもりか?」
レイモンドがオロオロしながら聞く。
「勿論です。そのための行儀見習いですもん。♪」