MAN of DESTINY王太子の執拗な求愛
🐝⋆゜

「じゃ、私はこれで、仕事アルから
待た…」

レイモンドに、抱き締められて、
動けない。

「待って仕事が
≪俺があとで言っておく、!≫
だっ、だめだよ。セクハラじゃん。」

「あ!!エッチさわるな!」

「きゃあ~痴漢。」
「うるさい、愛してるんだ。」



「メイドごときを?」

「あれは、ヤキモチ!お前が男と話
してたから、…」

「キャア~」
またチュッチュッと音がして
「ぎゃあ~
 このドスケベ!!許さん。」


「ウワア~毛がぬける~イテーッ。」
ブチッ
 「ウワア~はげる~」




ドタバタドタバタドタバタ
バタバタバタバタ



シ━━━ン



ヴアルタンとロベルトはやっと、終わったかとホッとした、疲れた1日だった。

初夜の証人に、なるために残ったのだ。
古いしきたりは全うせねばならない。
妃となるためには無垢な身体でなければ認められないのだ。

美桜は愛らしい顔で寝ていた。

ふたりは、証人の欄にサインをして、
さっさと風呂屋へ向かった。

次の朝、美桜は目が覚めると、レイモンドの使う浴室を借りた。それからしばらくしてレイモンドに、口止めをした。

レイモンドが始めようとしている事業が成功するまで、発表しないようにメデイアや、マスコミが動けば色々、仕事に差し障ると思ったからだ。

レイモンドも、渋々うなずいた。
美桜の為、大臣達に文句言わせない為に頑張ろうと思った。

次の日美桜の体調も戻った。風邪と言うことで、客室に泊まった事になった。

マークからの連絡なので
誰一人きずく者はない。
知っているのは、
ヴアルタンとロベルトのみだ。



朝恒例の珍事が今はなくなった。


レイモンドが美桜の来るのを楽しみに待っているからだ。

朝からあっい抱擁が楽しみで
迎えに出る程レイモンドは、美桜に
ご終身。
それから3ヶ月がすぎ、日本とくらべたら3月位の気候だろうか?

2月になった。さほど寒さは感じず、
夜と朝ぐらいに寒さを感じるくらいだ。


3月にはいったらいよいよレイモンドの事業が始動する。

後少ししたらザブラルブルグ国でも
西の方にある土地へとレイモンドは移る。
海沿いのホテル暮らしになる。
男達の職場だから連れて行けないと
言われた。



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