MAN of DESTINY王太子の執拗な求愛
🐝⋆゜
それから一週間後、レイモンドは
王に呼び出され、報告に帰ってきた。美桜は、急いでレイモンドの
自室につくと着替えを手伝った。
レイモンドはそれなりに
優しかったが相変わらず忙しい
ようだった。
(早く帰りたいんだな。)
美桜は何となく行動で、
エミリアの元に帰りたいんだろう。そんな気がした。
だろうだろうで、ハッキリしなくてもどかしかった。そんな時
ベットの上のス*ホが光った。
見てはいけないのだろうが見えて
しまった。
早く帰って来てね(ハート)
見えてしまった以上気になるのは当たり前意を決して隅々まで見ることにした、何かあるなら決断しなければならない。
ラ*ンを開けたら、見たバレするが構わず開くそして
アルバムも開けた。
ひとつのパフェを二人で食べたり。飲みに行った時の写真かな?
しかも二人で、旅行までしていた。
一番ショックだったのは、
彼のスマホに美桜のあげた
太陽ではなく、クロネコの
ストラップになっていた事だ。
「な、なんて事だ!」
しかもワインカラーのス*ホと黒ネコは、凄く似合っていた。
「負けたかも‥」
美桜の頭の中で考えるまでも
なく彼女に、レイモンドは本気だ、じゃあ、私が浮気相手?に成り下がったのかもしれない。
シャワーからでたレイモンドに、
ぼーっとしてポイッと着替えを渡す。
美桜のお気に入りの紺色の
上下のストライプのスーツ姿
どうしても見たかった。そして
思い出して欲しかった。
「キスして。」
と思い切って言って見た。
彼はニッコリ笑って、おでこにチュッとしただけだった。
きっとエミリアに操をたてたのだと、わかった。
久し振りに合ったにもかかわらず
彼はさっさと出て行き、
美桜の知らない間にしりからげたようにホイホイと帰って行った。
始めから彼にとって、私は、
恋じゃなかったかも知れない。
レイモンドは、
タラシだったじゃない。
信じた私が哀れだ。
きっとレイモンドは、
からかっただけか?。
本気にした、私がアホ。
クスクスクスクスと
笑いがこみ上げてくる
泣きながら本気になった自分の
アホさに笑いが止まらない。
明日、朝ラ*ンが帰って
来なかったら、潔く離れよう。
何かきっかけがないと、ふっきれない。
美桜は一睡もせずス*ホを見ていた!
そして空が白み始める頃、
おはようのラインを送った。
朝がすぎ、昼が過ぎ、夜がきてもスマホはならなかった。
週刊誌は日に日に親密な、
二人の報道で賑わっていた。
3ヶ月をとうに過ぎていたので
チャールズさんとアリアさんに、
「無理でした。」と謝った。
チャールズさんもアリアさんも何も言わなかった。
だだエミリアとレイモンドの
「婚約が内定した。」
と…つらそうな顔で、言われた。
「私達はまた、
あなたを待っ選択をします。
必ずまたあいましょう、
何千年たってもお待ち致します。
とレイモンドの城から心よく送り出してくれた。
メイド仲間には縁談がまとまったと嘘の伝言を伝えてもらった。
美桜は少しでもレイモンドの世話になった事を思い出しサヨナラメールを送ったがみてくれるか
怪しいものだとおもいつつ送信ボタンを押すポチッ
レイモンド殿下
エミリア様と、御婚約内定おめでとう御座います。
心よりお祝い申しあげます。
お城を去るに至りましては
一言御礼申しあげたく、
メール致しました。長期にわたり
よくしていただきありがとうございました。もう合う事もございません。
お幸せを、お祈り申しあげます。
PS•
私も誰かの所に嫁入りいたします。
花婿探しの旅に出ます。
優しい人を見つけます。
だから、私の事は気にせず、お幸せに。
ラ*ンじゃなくメールした。
サヨナラメールだ。もうこれでレイモンドと美桜を繋ぐものは無くなった。
≪美桜はこんな陰険じゃない!!前を向いて歩く!。≫自分で自分をふりたたせる。
なーに貰い手は沢山あるサ
ガハハハハハッ
こんな浮気野郎コッチから棄ててやる‼️
城の門を抜けると
開放感が半端なかった。
カゴの鳥は飛べる
男はいっぱいいる。
バンザーイ、ヒヤッホウ
マヤさんたちにはまた連絡する
と伝えて行き着いた所に
落ち着きます。
と伝えた。
仕事も順調に進み出した。
やっと起動に乗った。
最近美桜とのラ*ンもスルーしていたんだ。毎回、おはよう、おきた、天気いいよ、なに食べた?の繰り返しだった。
くだらない!!二週間まとめて見て
またくだらないならスルーだ。
こちとら、暇ではないし。
しかも今はエミリアの方に
気持ちが移っているかも知れない。少し罪悪感も合って携帯を中々開けない。
意を決してス*ホを開いてみる。
ここ何日か連絡が来ていない。
風邪でも引いたのかな?
しかしメールが来ていた。
ラ*ンじゃなくメールと不思議に思い開いた。
3月20日のメールを見て血の気が引いた。
「婚約内定?俺が?」
「美桜が去った?俺から!嘘だろう。」
美桜に慌てて電話する。
俺に対する脅かしか?嫌がらせか?美桜のイタズラだったら許さない。
しかし、何回コールしても出ない。
マークに電話して聞いてみた。
「美桜でしたら10日前に
下がらせました。
え えそうです。本人の希望です。
さあ?オムリー様のお屋敷ではなく旅に出ると言っていました、««ぶちっ»
仕事はヴアルタンを呼び出し丸投げして城へ戻った。
何となく俺の自室静かな部屋になっていた。
俺の机には、何冊もの週刊誌があった。ヤバッエミリアとの報道ばかり載っていた。
美桜はこれを読んだのか?
エミリアとの旅行の、ひとつひとつからあの日、映画館で別れた後の一部始終が載っていた。
俺はこの報道を知らなかった。
あの日トンボ帰りをしたのも、
エミリアに呼び出されたからだ。
何の用事もなかった。
エミリアのヤキモチかと思うと、
可愛いとさえ思っていた。
美桜がどんな思いしてたかと思うと、胸が痛くなる。
言い逃れ出来ないほど事細かに、
写真付きで週刊誌には書いてある。
それとピンクの箱に入ったスマホが置いてあり、オレと同じワインカラーのスマホが、キレイに買った状態のまま鎮座していた。
ス*ホの月々の料金とスマホ代が箱と同じピンクの封筒の中に入れてあった。
«お祝い»と書いてある小さなグリーンの箱に、エメラルドグリーンの、太陽の、ネクタイピンがあった。
美桜のラインを開けてみる
送信も消してある。
自分のスマホを開けてみる
美桜からのラインが山ほどあった。
おはよう。
会いたい
寂しい
浮気しないでよ。
俺はなにひとつ返事を返していない。
この2ヶ月、一言も‥だ。
エミリアとは毎日合って毎日連絡しあっているのに。
最初買った時、記念に取っただけの美桜との一枚に対してエミリアとは数えられないくらいの枚数がある。
最初の一枚だけ、美桜の輝く笑顔があった。
ハツとしてストラップを見る。
エミリアがくれたネコ‥と変えた?。`美桜のストラツプは、何処においたっけ?確か、飲み屋で‥
美桜のスマホの太陽がチリンチリンと音をたてた。
ああ…「美桜ごめん。」送信しても
左手の美桜のス*ホが光るだけだ。
俺が誰を愛してるか、手放さないと分からないとは、ポッカリと空いた心の穴は、やる気と元気のなにもかもを無くしてしまった。
考えれば、美桜の為に始めた事業なのに、反対に美桜をなくしてしまった。
1ヶ月が過ぎ、2ヶ月が過ぎた。朝が来て、昼が来て、夜になる。その繰り返しで、生きるだけのつまらない人生。
美桜が俺に惚れているからと、
たかをくくって侮っていた。
誤解されても仕方ない、
いや気ずかれないなら、そして
自分の気持ちに気づかないなら
エミリアとそうなっていたかも
しれない。
自分の馬鹿さと、美桜が誰かに抱かれるのを想像するだけで気が狂う。暴れる誰か助けてくれ、美桜を俺からとらないでくれ。
レイモンドの部屋からは毎日泣き叫ぶ声と酒の山がレイモンドを壊して言った。
ヴアルタンもロベルトもクロードも報道が出るたび、指摘してくれていたのに。
そんな中、アレンがエミリアとの婚儀を言い出した。
「こんな時こそ、急ぎましょう。」
と水面下で進めていた。
エミリアも城に入り、レイモンドを健気に看病し始めた。
レイモンドは夢を見た。
シャロン待ってシャロン。
ケイン、結婚おめでとう。私は妾なんていやよ。幸せになって彼女を愛してあげて
あなたの妻はリザよ。
私では無かった。
さよならケイン‥
シャロン、誓うよ。シャロン妻は君だけだ
命をかけ‥て
≪キヤア~ケイン、ケイン≫
シャロンの叫び声と、回りは首に刺したサバイバルナイフから滴る真っ赤な血が吹き出した。回りは瞬く間に、血の海に、なっていった。
ハツとして目が覚める。
あの女、シャロン。
良く知ってる女、誰だ
考えていると白い天井、腕に刺された点滴、俺は病院にいた。
いつの間に、しかもエミリアがいる。
あれから4ヶ月が過ぎた。
季節は夏‥。
私はザブラルブルグを出て
三カ月過ぎた。
今美桜はマスカリッチ国にいる。
日本でいえば、山梨県?みたいな?
私が、ここに住むのを決めたのは、
勿論果物王国だから、ここに着いたのは2ヶ月前の6月。
ふらりと降り立った美桜の目に、飛び込んできたのは、木にびっしりと実った。赤いさくらんぼだった。
それから一週間後、レイモンドは
王に呼び出され、報告に帰ってきた。美桜は、急いでレイモンドの
自室につくと着替えを手伝った。
レイモンドはそれなりに
優しかったが相変わらず忙しい
ようだった。
(早く帰りたいんだな。)
美桜は何となく行動で、
エミリアの元に帰りたいんだろう。そんな気がした。
だろうだろうで、ハッキリしなくてもどかしかった。そんな時
ベットの上のス*ホが光った。
見てはいけないのだろうが見えて
しまった。
早く帰って来てね(ハート)
見えてしまった以上気になるのは当たり前意を決して隅々まで見ることにした、何かあるなら決断しなければならない。
ラ*ンを開けたら、見たバレするが構わず開くそして
アルバムも開けた。
ひとつのパフェを二人で食べたり。飲みに行った時の写真かな?
しかも二人で、旅行までしていた。
一番ショックだったのは、
彼のスマホに美桜のあげた
太陽ではなく、クロネコの
ストラップになっていた事だ。
「な、なんて事だ!」
しかもワインカラーのス*ホと黒ネコは、凄く似合っていた。
「負けたかも‥」
美桜の頭の中で考えるまでも
なく彼女に、レイモンドは本気だ、じゃあ、私が浮気相手?に成り下がったのかもしれない。
シャワーからでたレイモンドに、
ぼーっとしてポイッと着替えを渡す。
美桜のお気に入りの紺色の
上下のストライプのスーツ姿
どうしても見たかった。そして
思い出して欲しかった。
「キスして。」
と思い切って言って見た。
彼はニッコリ笑って、おでこにチュッとしただけだった。
きっとエミリアに操をたてたのだと、わかった。
久し振りに合ったにもかかわらず
彼はさっさと出て行き、
美桜の知らない間にしりからげたようにホイホイと帰って行った。
始めから彼にとって、私は、
恋じゃなかったかも知れない。
レイモンドは、
タラシだったじゃない。
信じた私が哀れだ。
きっとレイモンドは、
からかっただけか?。
本気にした、私がアホ。
クスクスクスクスと
笑いがこみ上げてくる
泣きながら本気になった自分の
アホさに笑いが止まらない。
明日、朝ラ*ンが帰って
来なかったら、潔く離れよう。
何かきっかけがないと、ふっきれない。
美桜は一睡もせずス*ホを見ていた!
そして空が白み始める頃、
おはようのラインを送った。
朝がすぎ、昼が過ぎ、夜がきてもスマホはならなかった。
週刊誌は日に日に親密な、
二人の報道で賑わっていた。
3ヶ月をとうに過ぎていたので
チャールズさんとアリアさんに、
「無理でした。」と謝った。
チャールズさんもアリアさんも何も言わなかった。
だだエミリアとレイモンドの
「婚約が内定した。」
と…つらそうな顔で、言われた。
「私達はまた、
あなたを待っ選択をします。
必ずまたあいましょう、
何千年たってもお待ち致します。
とレイモンドの城から心よく送り出してくれた。
メイド仲間には縁談がまとまったと嘘の伝言を伝えてもらった。
美桜は少しでもレイモンドの世話になった事を思い出しサヨナラメールを送ったがみてくれるか
怪しいものだとおもいつつ送信ボタンを押すポチッ
レイモンド殿下
エミリア様と、御婚約内定おめでとう御座います。
心よりお祝い申しあげます。
お城を去るに至りましては
一言御礼申しあげたく、
メール致しました。長期にわたり
よくしていただきありがとうございました。もう合う事もございません。
お幸せを、お祈り申しあげます。
PS•
私も誰かの所に嫁入りいたします。
花婿探しの旅に出ます。
優しい人を見つけます。
だから、私の事は気にせず、お幸せに。
ラ*ンじゃなくメールした。
サヨナラメールだ。もうこれでレイモンドと美桜を繋ぐものは無くなった。
≪美桜はこんな陰険じゃない!!前を向いて歩く!。≫自分で自分をふりたたせる。
なーに貰い手は沢山あるサ
ガハハハハハッ
こんな浮気野郎コッチから棄ててやる‼️
城の門を抜けると
開放感が半端なかった。
カゴの鳥は飛べる
男はいっぱいいる。
バンザーイ、ヒヤッホウ
マヤさんたちにはまた連絡する
と伝えて行き着いた所に
落ち着きます。
と伝えた。
仕事も順調に進み出した。
やっと起動に乗った。
最近美桜とのラ*ンもスルーしていたんだ。毎回、おはよう、おきた、天気いいよ、なに食べた?の繰り返しだった。
くだらない!!二週間まとめて見て
またくだらないならスルーだ。
こちとら、暇ではないし。
しかも今はエミリアの方に
気持ちが移っているかも知れない。少し罪悪感も合って携帯を中々開けない。
意を決してス*ホを開いてみる。
ここ何日か連絡が来ていない。
風邪でも引いたのかな?
しかしメールが来ていた。
ラ*ンじゃなくメールと不思議に思い開いた。
3月20日のメールを見て血の気が引いた。
「婚約内定?俺が?」
「美桜が去った?俺から!嘘だろう。」
美桜に慌てて電話する。
俺に対する脅かしか?嫌がらせか?美桜のイタズラだったら許さない。
しかし、何回コールしても出ない。
マークに電話して聞いてみた。
「美桜でしたら10日前に
下がらせました。
え えそうです。本人の希望です。
さあ?オムリー様のお屋敷ではなく旅に出ると言っていました、««ぶちっ»
仕事はヴアルタンを呼び出し丸投げして城へ戻った。
何となく俺の自室静かな部屋になっていた。
俺の机には、何冊もの週刊誌があった。ヤバッエミリアとの報道ばかり載っていた。
美桜はこれを読んだのか?
エミリアとの旅行の、ひとつひとつからあの日、映画館で別れた後の一部始終が載っていた。
俺はこの報道を知らなかった。
あの日トンボ帰りをしたのも、
エミリアに呼び出されたからだ。
何の用事もなかった。
エミリアのヤキモチかと思うと、
可愛いとさえ思っていた。
美桜がどんな思いしてたかと思うと、胸が痛くなる。
言い逃れ出来ないほど事細かに、
写真付きで週刊誌には書いてある。
それとピンクの箱に入ったスマホが置いてあり、オレと同じワインカラーのスマホが、キレイに買った状態のまま鎮座していた。
ス*ホの月々の料金とスマホ代が箱と同じピンクの封筒の中に入れてあった。
«お祝い»と書いてある小さなグリーンの箱に、エメラルドグリーンの、太陽の、ネクタイピンがあった。
美桜のラインを開けてみる
送信も消してある。
自分のスマホを開けてみる
美桜からのラインが山ほどあった。
おはよう。
会いたい
寂しい
浮気しないでよ。
俺はなにひとつ返事を返していない。
この2ヶ月、一言も‥だ。
エミリアとは毎日合って毎日連絡しあっているのに。
最初買った時、記念に取っただけの美桜との一枚に対してエミリアとは数えられないくらいの枚数がある。
最初の一枚だけ、美桜の輝く笑顔があった。
ハツとしてストラップを見る。
エミリアがくれたネコ‥と変えた?。`美桜のストラツプは、何処においたっけ?確か、飲み屋で‥
美桜のスマホの太陽がチリンチリンと音をたてた。
ああ…「美桜ごめん。」送信しても
左手の美桜のス*ホが光るだけだ。
俺が誰を愛してるか、手放さないと分からないとは、ポッカリと空いた心の穴は、やる気と元気のなにもかもを無くしてしまった。
考えれば、美桜の為に始めた事業なのに、反対に美桜をなくしてしまった。
1ヶ月が過ぎ、2ヶ月が過ぎた。朝が来て、昼が来て、夜になる。その繰り返しで、生きるだけのつまらない人生。
美桜が俺に惚れているからと、
たかをくくって侮っていた。
誤解されても仕方ない、
いや気ずかれないなら、そして
自分の気持ちに気づかないなら
エミリアとそうなっていたかも
しれない。
自分の馬鹿さと、美桜が誰かに抱かれるのを想像するだけで気が狂う。暴れる誰か助けてくれ、美桜を俺からとらないでくれ。
レイモンドの部屋からは毎日泣き叫ぶ声と酒の山がレイモンドを壊して言った。
ヴアルタンもロベルトもクロードも報道が出るたび、指摘してくれていたのに。
そんな中、アレンがエミリアとの婚儀を言い出した。
「こんな時こそ、急ぎましょう。」
と水面下で進めていた。
エミリアも城に入り、レイモンドを健気に看病し始めた。
レイモンドは夢を見た。
シャロン待ってシャロン。
ケイン、結婚おめでとう。私は妾なんていやよ。幸せになって彼女を愛してあげて
あなたの妻はリザよ。
私では無かった。
さよならケイン‥
シャロン、誓うよ。シャロン妻は君だけだ
命をかけ‥て
≪キヤア~ケイン、ケイン≫
シャロンの叫び声と、回りは首に刺したサバイバルナイフから滴る真っ赤な血が吹き出した。回りは瞬く間に、血の海に、なっていった。
ハツとして目が覚める。
あの女、シャロン。
良く知ってる女、誰だ
考えていると白い天井、腕に刺された点滴、俺は病院にいた。
いつの間に、しかもエミリアがいる。
あれから4ヶ月が過ぎた。
季節は夏‥。
私はザブラルブルグを出て
三カ月過ぎた。
今美桜はマスカリッチ国にいる。
日本でいえば、山梨県?みたいな?
私が、ここに住むのを決めたのは、
勿論果物王国だから、ここに着いたのは2ヶ月前の6月。
ふらりと降り立った美桜の目に、飛び込んできたのは、木にびっしりと実った。赤いさくらんぼだった。