MAN of DESTINY王太子の執拗な求愛
🐝
「月の乙女が降り立った話はきいたわ、そりゃあ噂の華よ
虹の柱が立った事は有名な話しだけど
シャロンがそうなの?。」
「はい!でも本当の名前は、
美桜と言います。
シャロンは前世の名前です。
太陽の指輪をレイモンドが
持ってるんです。」
美桜は左手薬指の月のリングをハンナに見せた
薄くオレンジ色の光が指の中から光っている
「うわぁーマジかー」
ハンナも信じざるおえなくなった。
「言い伝えによるとレイモンドと
結ばれるハズだったんですけど、どうしてかなぁ上手く行きませんでした。」
「へえ~だから魔性の女なわけね。」
「もう、自分ではどうにもなりません。
アルベルトに出会って、
まじ困っています。
自分の思い上がりで、済めば何よりです。
多分アルベルト殿下にも
婚約者が現れます。
又ひと騒動あるかもとウンザリします。
だから、アルベルトと
離してくれませんか?お願いします。」
「にわかに信じ難いけど、
まあいいでしょう。
わかったテリーに話してもいい?口は硬いから安心してね。」
美桜は頷く事しか出来なかった。
テリーはその夜、
レイモンド殿下は体調を崩し入院してること、エミリアと縁談が進んでいることをザブラルブルグ国の友人から電話で聞き出した。
テリーはルチアマンダ国は良くない噂は聞いている。ザブラルブルグの民衆は余り乗り気ではないらしい。
美桜が偽名を使ったのは
万が一レイモンドとアルベルトが
友人かもと考えたためだ。
まさかのクロードとレイモンドは
親友だった。アルベルトも例外ではない。
今はまだ許せない。
レイモンドと会いたくない。
マスカリッチ国に来て、あっとゆうまに2ヶ月が過ぎた。
美桜が村の子供達と遊んでいたら、アルベルトが、シャロン~と叫んだ!
国用車に乗ったアルベルトは友人を連れてきたと叫んだ。
アルベルトは俺の片思いの子だと
レイモンドに指差した。
レイモンドはまだ気力もないみたいだった。隣にはエミリアがいた。
「アルベルト~また何か食べさせてー」
その声を聞いたレイモンドは首をゆっくりあげた。
そして一言、「美桜?」と言った。
今までしゃべりも口も
聞かなかったレイモンドが車のド
アを開け、
「美桜ー」
と叫んだ。
美桜はビックリ!!して、逃げ出した。
レイモンドはどこから
力がでたのか分からない程
追いかけた。
美桜の手を掴むと
「名瀬こんな遠い所にいる!!
どんなに探したと思って入るんだ。」
抱きしめられた美桜は
「違う。」
「……」
「なにが違う。」
「臭いよ、
私のレイモンドの臭いじゃない。
*トラスの臭い。」
「直ぐ変える美桜の好きな臭いに。」
「もう、止めてよ、
婚約者がいるじゃん、
私を捨てた癖に、
彼女の好きな臭いでしょ。
別に変えないでよー。
バカじゃないの!!」
「婚約者じゃない。婚約していない。」
「とに、か、く離して。」
「離したらまた居なくなる。
嫌だ!!嫌だ。」
レイモンドは、子供のように
だだをこねた。
「エミリアさんもいるじゃん、
止めてよ。
あの日嘘ついでまで
私を置いて帰ったでしょう、
あなたと会えるのを
楽しみにしていたのに…。
それ程好きな彼女と
結婚出来るのになぜ
こうゆうことするのよ。」
「愛してるからだ。」
「はあ~ウフッ今なんて言われました。」
「愛してる、愛してる、愛してる」
泣きすがるレイモンドを
引っぱがしもできず、
隙を見て美桜は逃げ出した。
美桜一ツ 美桜一ッ
泣きすがるレイモンドの声が哀れだった。
「王太子の癖になにやってんだかな~」
美桜はイライラしながら山の中で独り泣いた。
「月の乙女が降り立った話はきいたわ、そりゃあ噂の華よ
虹の柱が立った事は有名な話しだけど
シャロンがそうなの?。」
「はい!でも本当の名前は、
美桜と言います。
シャロンは前世の名前です。
太陽の指輪をレイモンドが
持ってるんです。」
美桜は左手薬指の月のリングをハンナに見せた
薄くオレンジ色の光が指の中から光っている
「うわぁーマジかー」
ハンナも信じざるおえなくなった。
「言い伝えによるとレイモンドと
結ばれるハズだったんですけど、どうしてかなぁ上手く行きませんでした。」
「へえ~だから魔性の女なわけね。」
「もう、自分ではどうにもなりません。
アルベルトに出会って、
まじ困っています。
自分の思い上がりで、済めば何よりです。
多分アルベルト殿下にも
婚約者が現れます。
又ひと騒動あるかもとウンザリします。
だから、アルベルトと
離してくれませんか?お願いします。」
「にわかに信じ難いけど、
まあいいでしょう。
わかったテリーに話してもいい?口は硬いから安心してね。」
美桜は頷く事しか出来なかった。
テリーはその夜、
レイモンド殿下は体調を崩し入院してること、エミリアと縁談が進んでいることをザブラルブルグ国の友人から電話で聞き出した。
テリーはルチアマンダ国は良くない噂は聞いている。ザブラルブルグの民衆は余り乗り気ではないらしい。
美桜が偽名を使ったのは
万が一レイモンドとアルベルトが
友人かもと考えたためだ。
まさかのクロードとレイモンドは
親友だった。アルベルトも例外ではない。
今はまだ許せない。
レイモンドと会いたくない。
マスカリッチ国に来て、あっとゆうまに2ヶ月が過ぎた。
美桜が村の子供達と遊んでいたら、アルベルトが、シャロン~と叫んだ!
国用車に乗ったアルベルトは友人を連れてきたと叫んだ。
アルベルトは俺の片思いの子だと
レイモンドに指差した。
レイモンドはまだ気力もないみたいだった。隣にはエミリアがいた。
「アルベルト~また何か食べさせてー」
その声を聞いたレイモンドは首をゆっくりあげた。
そして一言、「美桜?」と言った。
今までしゃべりも口も
聞かなかったレイモンドが車のド
アを開け、
「美桜ー」
と叫んだ。
美桜はビックリ!!して、逃げ出した。
レイモンドはどこから
力がでたのか分からない程
追いかけた。
美桜の手を掴むと
「名瀬こんな遠い所にいる!!
どんなに探したと思って入るんだ。」
抱きしめられた美桜は
「違う。」
「……」
「なにが違う。」
「臭いよ、
私のレイモンドの臭いじゃない。
*トラスの臭い。」
「直ぐ変える美桜の好きな臭いに。」
「もう、止めてよ、
婚約者がいるじゃん、
私を捨てた癖に、
彼女の好きな臭いでしょ。
別に変えないでよー。
バカじゃないの!!」
「婚約者じゃない。婚約していない。」
「とに、か、く離して。」
「離したらまた居なくなる。
嫌だ!!嫌だ。」
レイモンドは、子供のように
だだをこねた。
「エミリアさんもいるじゃん、
止めてよ。
あの日嘘ついでまで
私を置いて帰ったでしょう、
あなたと会えるのを
楽しみにしていたのに…。
それ程好きな彼女と
結婚出来るのになぜ
こうゆうことするのよ。」
「愛してるからだ。」
「はあ~ウフッ今なんて言われました。」
「愛してる、愛してる、愛してる」
泣きすがるレイモンドを
引っぱがしもできず、
隙を見て美桜は逃げ出した。
美桜一ツ 美桜一ッ
泣きすがるレイモンドの声が哀れだった。
「王太子の癖になにやってんだかな~」
美桜はイライラしながら山の中で独り泣いた。