MAN of DESTINY王太子の執拗な求愛
🐝
エミリアは レイモンドが去った後
アハハハハ、アッハハハハハ
大声で笑い転げ
冷たい眼差しで、そして冷えた地を這うような声を上げた。
「もう、遅いんじゃない。」
アハハハハハ探してみなよ、
ヒーツヒヒヒヒみつかるものか」
「エミリア様、
レイモンド様のお妃様に
なろうってお方が
御見苦しいですわ。」
「ん、ンンそうだった、
エレンごめんなさい。ウフ」
と嬉しそうにいった。
テリー達の捜索で
山の中に美桜のバックと
リボンが落ちていて、
引きずった後があった。
「まさか、」
レイモンドは怒り、魂が張り裂ける程大声で叫んだ。
「美桜━━━━━‼」
静かな山奥にはレイモンドの
切実な叫び声と濁流の音が響いた。
川に落ちているかも知れない。
捜索隊はどうする事もできず
夜が開けるのを待って探すと言う。
しかしレイモンドは
沢山の人が説得するのも聞かず
森に入って行き河口まで下り探した。
しかし見つからない。
ふと川を見たら、18歳の時に見た黄金の鯉が、こっちとばかり振り返りながらレイモンドを誘導しつっ、泳いで行く。
深い深い谷底へと黄金の鯉は誘導する。
レイモンドが着いていくと虹の光が横たわる美桜を差していた。
美桜は谷底に沈んで、
まるで水中花のように美しく、
神々しく眠っていた。
静かに川は揺れ小さな虹が囲んでいた。
七色の光はまるで絹の糸のように
ゆれて、一枚岩に横たわる
美桜を教えていた。
レイモンドが位置を確認して泳いで潜ると光りは消えて真っ黒な闇に戻った。
美桜を抱きかかえ水面へと
黄金の鯉の大群が進む。
ただただ後を追い水と戦いながら
水面へと向かう。
必死に必死に…。
ずぶ濡れの体は
必死に河原へと美桜を引き上げる
美桜、美桜、パチパチと頬を叩き、
人口呼吸をした。
レイモンドも濡れで張り付く
シャツが邪魔をする。
ハッハツハツと胸を押して
鼻を摘まみ息を吹き込む
「死なせない。」
レイモンドは必死に続けた。
諦めたら終わりだ
そんな事は許さない。
ゲホッゲホッゲホッと水を吐き出し美桜が苦しそうに息をし始めた。
起こして背中をさすり抱きしめた。
美桜の好きな、柑橘系の香水
そう…愛しい男レイモンドの香り。
美桜の大好きな愛する男の臭いがした。
ブルブルと震えて
「怖かった。」
と美桜もレイモンドに抱きついた。レイモンドは美桜がおちつくように頭を撫でる
2人はキスを繰り返し美桜もレイモンドの肌の温もりが嬉しかった。
レイモンドもこれ以上ないくらい愛した。
それは朝がくるまで続いた。
捜索隊が2人を探しあて、美桜の無事が知らされ、美桜はそのまま、レイモンドに手を引かれ、ザブラルブルグに帰って行った。
久し振りのお城は皆、美桜の事は知らない。皆が知っているのは出っ歯でダサい美桜だ。
「お帰りなさい。」
美桜は《《ひっ》》
と叫んでしまった。
驚いた顔をしたレイモンドだったがエミリアに
「心配かけたね!」
と優しく微笑んだ。
エミリアは
「大変だったわね。心配したのよ~」
一睡もせずに心配していたような、窶れた顔でぬかしゃがった。
美桜は、怒りでガタガタと震え
「レイモンド、私を殺そうとした犯人はエミリアよ。捕まえて!!」
と叫んだ。
「エッ!何言ってるんだ、
そんなはずないだろう。」
何言ってるんだと、美桜に呆れた顔を見せレイモンドはすまなそうに
エミリアをみた。
美桜はレイモンドに必死に訴えた。
「そんなはずがあったの!!
私を男達にレイプさせ、殺せと、
その後レイモンドに
汚された私を見せるって。
エミリアに騙されちゃ駄目よ」
ハア~?
「だから川に飛び込んだの、
レイモンド以外、
触らせたくなかったから。」
「いつのはなしだ?」
「レイモンドと別れ
私が拉致された夜の話よ!!」
しばらく考えていたが‥
「それは無いよ!!」
少し、冷たい顔つきをして
言い切るレイモンドに美桜は凄く驚いた。
「なぜ言い切るの?
私を信じて!!」
「‥ ‥」
「あの日、エミリアと俺は、
朝から夜まで
一緒にいたからだ!」
「は!!」
美桜はドン引きした。
開いた口がふさがらなかった。
エミリアは目に涙を溜めて泣き出した。レイモンドが肩を抱きしめ、
「すまない。美桜は誤解している、美桜は、あんまり怖いめに合ったから記憶が曖昧になっているんだよ。すまない、エミリア!
エミリアの潔白は俺が保証するよ。」
エミリアはチラッと見てニヤリと笑った。
「なに笑ってんのよ!!」
美桜の怒鳴り声にエミリアは震えた声で
「レ、レイモンド、怖い。」
と言ってレイモンドの背後に回り、レイモンドのシャッを掴んでいた。
美桜は鼻で笑い
「何が怖いょ、この鬼ババア、
お前の方が怖いよ。クソだろ。」
クソババア
「いい加減にしないか。
≪“い“い“加減にしろ!!≫(怒)!!」
レイモンドの、かなりの怒鳴り声に美桜も怯んでしまった。
「こんなに心配してくれてる人に向かって何て事言ってるんだ!! 正気か !!」
「レイモンドは、エミリアを
信用しているの?」
ぶったぐる剣幕で聞いた。
「ああ少なくとも、
美桜のように俺を棄てない。
信頼している。」
キッパリ言い切った顔は、
今までの鬱憤を晴らしたような
スッキリした清々しい顔に見えた。
エミリアは嬉しそうな顔をあげると,レイモンドが頷く。
二人はしばらく見つめ合っていた。
「ああ、そうですか、
百年の恋も一瞬でさめるって
よく言ったもんよ。いや違った!!三百年の恋か!!」
「… …」
「クフフ、
そのババアとお似合いじゃん。
レイモンドにはふりまわされてばかり、もう関わらないでね!
あんたなんかダイダイダイ嫌いタヒね!!」
「俺だってお前嫌いだよ。
もう俺の前に現れるな!
顔も見たくない。」
アア、ソウデスカ、ソウデスカ。
「ふんっ気が合ったじゃん。
じゃあね~」
«バンッ» 軽い金属音がした。
美桜の足元に
ビューンとエメラルドグリーンの
ネクタイピンがおちてきた。
「えっこれって。」
「随分やっすい祝いの品だな!!~
んなもんいるかよ。返す!!」
酷い(怒)!!
「はあ~そうかい、そうかい。」
美桜はネクタイピン足でバンバン踏んづけグリギリグリギリ叉バンバンふんでバンッと蹴り上げた。
ピンはぴゆ~~んと飛んで端っこにあるゴミ箱にパコンと音を立てて入った。
皆呆気にとられて、
ぽかーんとして見ていた。
「««やったーナイスシュート。»»»
イエーイ。」
ガッッポオオォォーズ!!
ヤッタアー
名瀬かテンション高めでバンザーイしながら美桜は部屋を出て来た。
もうアイツ無理。
泣いてるエミリアの肩をだき
頭ポンポンしていた。
「ケッ、アホか?だまされやがって!!」
「ホナ、さ・い・な・ら。」
ドア越しに美桜が大声で叫ぶと
レイモンドもド迫力で叫んだ!
「もう来るな!わかったな!
オイわ•か•っ•た•な。」
レイモンドも怒りながら叫ぶ。
《《「ああ•わ•か•っ•たよ•ボケ
ェ」》》
美桜もムカムカして頭から
湯気出しながら
大声で叫び出て行った。
《《バン!!》》
足で蹴り締めたドアの隙間からレイモンドとエミリアが、見つめ合っている姿が見えた!!
ドアの隙間から口だけ出して叉叫んだ
《《ほ•な•さ•い•な•ら!!》》
「もう、さがさんといてなー
(●`ω´●)頼んだで━━━━‼」
レイモンドは知らん顔をした。
エミリアが
「どこに行くのかしら。」
心配してないのに凄く心配
しているような顔をしてレイモンドを見上げた。
「エミリアは優しいな。
どうせ実家のカフェだろ。
アイツ行くとこ無いからさ。
ほっとけよ!その内謝りにくるよ。
その時は許してやってくれ。」
「勿論よ。
間違いは誰でもあるものよ。
謝りにこれたらの話しだけど…フフッ」
ザブラルブルグのマヤさんのカフェに帰ったら、あのエミリアが攻撃して来るだろう。
マヤさんのカフェには帰れない、
迷惑かけれない。
ハンナさんに電話した。
エミリアは レイモンドが去った後
アハハハハ、アッハハハハハ
大声で笑い転げ
冷たい眼差しで、そして冷えた地を這うような声を上げた。
「もう、遅いんじゃない。」
アハハハハハ探してみなよ、
ヒーツヒヒヒヒみつかるものか」
「エミリア様、
レイモンド様のお妃様に
なろうってお方が
御見苦しいですわ。」
「ん、ンンそうだった、
エレンごめんなさい。ウフ」
と嬉しそうにいった。
テリー達の捜索で
山の中に美桜のバックと
リボンが落ちていて、
引きずった後があった。
「まさか、」
レイモンドは怒り、魂が張り裂ける程大声で叫んだ。
「美桜━━━━━‼」
静かな山奥にはレイモンドの
切実な叫び声と濁流の音が響いた。
川に落ちているかも知れない。
捜索隊はどうする事もできず
夜が開けるのを待って探すと言う。
しかしレイモンドは
沢山の人が説得するのも聞かず
森に入って行き河口まで下り探した。
しかし見つからない。
ふと川を見たら、18歳の時に見た黄金の鯉が、こっちとばかり振り返りながらレイモンドを誘導しつっ、泳いで行く。
深い深い谷底へと黄金の鯉は誘導する。
レイモンドが着いていくと虹の光が横たわる美桜を差していた。
美桜は谷底に沈んで、
まるで水中花のように美しく、
神々しく眠っていた。
静かに川は揺れ小さな虹が囲んでいた。
七色の光はまるで絹の糸のように
ゆれて、一枚岩に横たわる
美桜を教えていた。
レイモンドが位置を確認して泳いで潜ると光りは消えて真っ黒な闇に戻った。
美桜を抱きかかえ水面へと
黄金の鯉の大群が進む。
ただただ後を追い水と戦いながら
水面へと向かう。
必死に必死に…。
ずぶ濡れの体は
必死に河原へと美桜を引き上げる
美桜、美桜、パチパチと頬を叩き、
人口呼吸をした。
レイモンドも濡れで張り付く
シャツが邪魔をする。
ハッハツハツと胸を押して
鼻を摘まみ息を吹き込む
「死なせない。」
レイモンドは必死に続けた。
諦めたら終わりだ
そんな事は許さない。
ゲホッゲホッゲホッと水を吐き出し美桜が苦しそうに息をし始めた。
起こして背中をさすり抱きしめた。
美桜の好きな、柑橘系の香水
そう…愛しい男レイモンドの香り。
美桜の大好きな愛する男の臭いがした。
ブルブルと震えて
「怖かった。」
と美桜もレイモンドに抱きついた。レイモンドは美桜がおちつくように頭を撫でる
2人はキスを繰り返し美桜もレイモンドの肌の温もりが嬉しかった。
レイモンドもこれ以上ないくらい愛した。
それは朝がくるまで続いた。
捜索隊が2人を探しあて、美桜の無事が知らされ、美桜はそのまま、レイモンドに手を引かれ、ザブラルブルグに帰って行った。
久し振りのお城は皆、美桜の事は知らない。皆が知っているのは出っ歯でダサい美桜だ。
「お帰りなさい。」
美桜は《《ひっ》》
と叫んでしまった。
驚いた顔をしたレイモンドだったがエミリアに
「心配かけたね!」
と優しく微笑んだ。
エミリアは
「大変だったわね。心配したのよ~」
一睡もせずに心配していたような、窶れた顔でぬかしゃがった。
美桜は、怒りでガタガタと震え
「レイモンド、私を殺そうとした犯人はエミリアよ。捕まえて!!」
と叫んだ。
「エッ!何言ってるんだ、
そんなはずないだろう。」
何言ってるんだと、美桜に呆れた顔を見せレイモンドはすまなそうに
エミリアをみた。
美桜はレイモンドに必死に訴えた。
「そんなはずがあったの!!
私を男達にレイプさせ、殺せと、
その後レイモンドに
汚された私を見せるって。
エミリアに騙されちゃ駄目よ」
ハア~?
「だから川に飛び込んだの、
レイモンド以外、
触らせたくなかったから。」
「いつのはなしだ?」
「レイモンドと別れ
私が拉致された夜の話よ!!」
しばらく考えていたが‥
「それは無いよ!!」
少し、冷たい顔つきをして
言い切るレイモンドに美桜は凄く驚いた。
「なぜ言い切るの?
私を信じて!!」
「‥ ‥」
「あの日、エミリアと俺は、
朝から夜まで
一緒にいたからだ!」
「は!!」
美桜はドン引きした。
開いた口がふさがらなかった。
エミリアは目に涙を溜めて泣き出した。レイモンドが肩を抱きしめ、
「すまない。美桜は誤解している、美桜は、あんまり怖いめに合ったから記憶が曖昧になっているんだよ。すまない、エミリア!
エミリアの潔白は俺が保証するよ。」
エミリアはチラッと見てニヤリと笑った。
「なに笑ってんのよ!!」
美桜の怒鳴り声にエミリアは震えた声で
「レ、レイモンド、怖い。」
と言ってレイモンドの背後に回り、レイモンドのシャッを掴んでいた。
美桜は鼻で笑い
「何が怖いょ、この鬼ババア、
お前の方が怖いよ。クソだろ。」
クソババア
「いい加減にしないか。
≪“い“い“加減にしろ!!≫(怒)!!」
レイモンドの、かなりの怒鳴り声に美桜も怯んでしまった。
「こんなに心配してくれてる人に向かって何て事言ってるんだ!! 正気か !!」
「レイモンドは、エミリアを
信用しているの?」
ぶったぐる剣幕で聞いた。
「ああ少なくとも、
美桜のように俺を棄てない。
信頼している。」
キッパリ言い切った顔は、
今までの鬱憤を晴らしたような
スッキリした清々しい顔に見えた。
エミリアは嬉しそうな顔をあげると,レイモンドが頷く。
二人はしばらく見つめ合っていた。
「ああ、そうですか、
百年の恋も一瞬でさめるって
よく言ったもんよ。いや違った!!三百年の恋か!!」
「… …」
「クフフ、
そのババアとお似合いじゃん。
レイモンドにはふりまわされてばかり、もう関わらないでね!
あんたなんかダイダイダイ嫌いタヒね!!」
「俺だってお前嫌いだよ。
もう俺の前に現れるな!
顔も見たくない。」
アア、ソウデスカ、ソウデスカ。
「ふんっ気が合ったじゃん。
じゃあね~」
«バンッ» 軽い金属音がした。
美桜の足元に
ビューンとエメラルドグリーンの
ネクタイピンがおちてきた。
「えっこれって。」
「随分やっすい祝いの品だな!!~
んなもんいるかよ。返す!!」
酷い(怒)!!
「はあ~そうかい、そうかい。」
美桜はネクタイピン足でバンバン踏んづけグリギリグリギリ叉バンバンふんでバンッと蹴り上げた。
ピンはぴゆ~~んと飛んで端っこにあるゴミ箱にパコンと音を立てて入った。
皆呆気にとられて、
ぽかーんとして見ていた。
「««やったーナイスシュート。»»»
イエーイ。」
ガッッポオオォォーズ!!
ヤッタアー
名瀬かテンション高めでバンザーイしながら美桜は部屋を出て来た。
もうアイツ無理。
泣いてるエミリアの肩をだき
頭ポンポンしていた。
「ケッ、アホか?だまされやがって!!」
「ホナ、さ・い・な・ら。」
ドア越しに美桜が大声で叫ぶと
レイモンドもド迫力で叫んだ!
「もう来るな!わかったな!
オイわ•か•っ•た•な。」
レイモンドも怒りながら叫ぶ。
《《「ああ•わ•か•っ•たよ•ボケ
ェ」》》
美桜もムカムカして頭から
湯気出しながら
大声で叫び出て行った。
《《バン!!》》
足で蹴り締めたドアの隙間からレイモンドとエミリアが、見つめ合っている姿が見えた!!
ドアの隙間から口だけ出して叉叫んだ
《《ほ•な•さ•い•な•ら!!》》
「もう、さがさんといてなー
(●`ω´●)頼んだで━━━━‼」
レイモンドは知らん顔をした。
エミリアが
「どこに行くのかしら。」
心配してないのに凄く心配
しているような顔をしてレイモンドを見上げた。
「エミリアは優しいな。
どうせ実家のカフェだろ。
アイツ行くとこ無いからさ。
ほっとけよ!その内謝りにくるよ。
その時は許してやってくれ。」
「勿論よ。
間違いは誰でもあるものよ。
謝りにこれたらの話しだけど…フフッ」
ザブラルブルグのマヤさんのカフェに帰ったら、あのエミリアが攻撃して来るだろう。
マヤさんのカフェには帰れない、
迷惑かけれない。
ハンナさんに電話した。