MAN of DESTINY王太子の執拗な求愛
🐝⋆゜
自分の無能さに涙が止まらない。
歩けないのに、歩かせろとゆう。
こんなのは間違っている。
しかし身重の嫁の事を考えると、
従わざるおえない。
彼女と妻を逃がすと昨日決心したのに。
彼女の体力がもう無い。
途中まで私が抱いていった。
彼女は私に対し少し頭を下げたのだろう。
頭が少し、揺れた、そして
ドアが大きく開かれた。
世の中まだまだ棄てたものでは無い。
ありがとうエリックさん。
死にかけた私にも、
優しくしてくれる人がいる。
力がなくちゃんと御礼が言えない。
エリックさん奥様ありがとう。
ハンカチもレイモンドの
柑橘系の爽やかな香り。
バカな夫の香り。
あなたは、普通なら、
お父さんになるはずなのに
子供の存在も知らせずに
別れるんだね。
最後に父親の匂いが嗅げ…て、良かった。
(⊙_⊙)
「エミリア彼女随分やつれていないか？」
「頬はこけて背中の肉も無い。
足も引きずる様にしてやっと
歩いている。｣
「大丈夫よぅ、悪い事したから、
仕方ないわよ。
でも、これでいいわ。」
ﾌﾌﾌ
「いいか？虱潰しに探せよ。」
クロードが配置に着いた仲間に指示を出す。
「分かった。」
一同に隠しマイクから返事が来る。
「チャールズは二階｣
「了解。」
「ロベルトは三階｣
「OK。」
「ヴアルタンは地下」
「分かった。」
彼等は水面下で動いていた
レイモンドはそんなことさえしらされていない
「彼女ハンカチ喜んでたわよ。」
「そうか、良かった。
やっぱりエミリアは、
優しいな。」
(アルベルトとクロードが何か話している。なぜ俺に教えてくれないんだ。)
やせこけた体を引きずるように、
死刑台に一段一段時間をかけて
登っている。
精一杯よろめきながら、見るも
無惨な姿で、みるに耐えない。
しかしエミリアは、何故こんなに嬉しそうなのか？
なんでだ‼
レイモンドの頭に疑問が甦る！
本当にあの優しいエミリアか？
死刑をこんな顔をして
見ていられるのか？
最後の一段を登ると、彼女は、
ゆっくりと顔をあげ俺を見た。
黒く大きな瞳は、力なく窪んでいた。
頬はやっれ首の骨は飛び出し
しかし、彼女は俺を見て、馬‥鹿‥ね!!…あ‥なた‥は
王…な‥の‥よ
しっ…かり して
力なく、口が動いた。
そして、笑った。さ‥よ……ら。
やがて叉ゆっくり決心したように、
前を向いた、
やっと立ってる姿は、枯れてしおれくったりとして、忘れ去られた花瓶の薔薇のようだった。
俺はかなりの違和感を感じた。
そして無償に愛しく想えた。
《《バン!!!!!》》
俺は立ち上がった。あれは‥あの女は
美、美桜か！
俺は二階の椅子から飛び出し
死刑台に向かって走った。
カキーン振り落とされた剣とレイモンドの剣がぶつかった。
「≪何のまねだー!!≫エミリア
－!!》》」
美桜はバタッと倒れて死んだように動かなくなった。
レイモンドは直ぐ美桜を抱え
台を降りた。
執行人は、なぜか安堵したような
顔をしていた。
ｱﾊｯ？
ｱﾊｯ？
《《《なぁんだぁ～。ばれたか!!》》》》……
アハハハハ、アッハハハハハ
アッハハハハハーーー
《《アハハハハ、今頃気づいたか!!》》
ケイン、いや!!
レイモンドー!!知らなければ王として私と永遠の命を得たものを、アハハハハ、ヒヒヒヒヒ
何度コロしても収まらないワ
お前も、シャロンの元へ逝け!!
本性を剥き出しにしたエミリアの顔は赤く血走り何本ものくっきりとしたシワが顔中に走る。
歌舞伎役者が舞台化粧をした時の
ように…。
ウギャーアアアアアと叫び声をあげエミリアいや
化け物からビューンと
投げかけられた剣は、
細く長くしなりながらレイモンドの頬をかすめ
ピッと引いた線のように切れた。
薄くポタポタと赤い血がレイモンドの服を染めた。
エミリアはニヤニヤと下舐めずりをしたペロンペロンヒヒヒ
その時、美桜のミサンガがブチつと、切れ美桜の指から虹の光が立ち上がりレイモンドの金の光と重なった。
光はグルグル渦巻いて窓を割って入って来た烏丸一族を燃やしていった。
ギャー、ガーガーガーグァ━━━━
と言う烏丸の泣き叫ぶ声が
五月蝿いぐらいに聞こえてきた。
不思議なことに炎は、
青く燃え火は、建物には燃え移らない。
エミリアは謎の言葉を唱えてギャーーツと叫ぶと土をめくりあげるように大きな真っ黒く鋭い光を放つ西洋剣が立ち上がった。
ケケケケ ｹｹｹ
見たことのない化獣はレイモンドを見て太く濁った声で笑う。
🔊《《《お前は私のものなのに‥
🔊 なぜ、私を選 ばない！》》》》
と叫んだ。
ば、化け物めーーー
美桜を抱え安全性の高い場所を探す。
ああ!!なんと言うことだ。
美桜は片腕で軽々と抱えれる程、
衰弱しきっていた。…
レイモンドの怒りは頂点に達した。
《《ウオオオーっ化け物 ‼》》
美桜を安全な家具の後ろに隠し、
剣を真っ直ぐエミリアに向けて、
向かっていく。
エミリアに対して憎しみが
膨れ上がっていく。
《《《許さんっ!!!》》》》
自分の無能さに涙が止まらない。
歩けないのに、歩かせろとゆう。
こんなのは間違っている。
しかし身重の嫁の事を考えると、
従わざるおえない。
彼女と妻を逃がすと昨日決心したのに。
彼女の体力がもう無い。
途中まで私が抱いていった。
彼女は私に対し少し頭を下げたのだろう。
頭が少し、揺れた、そして
ドアが大きく開かれた。
世の中まだまだ棄てたものでは無い。
ありがとうエリックさん。
死にかけた私にも、
優しくしてくれる人がいる。
力がなくちゃんと御礼が言えない。
エリックさん奥様ありがとう。
ハンカチもレイモンドの
柑橘系の爽やかな香り。
バカな夫の香り。
あなたは、普通なら、
お父さんになるはずなのに
子供の存在も知らせずに
別れるんだね。
最後に父親の匂いが嗅げ…て、良かった。
(⊙_⊙)
「エミリア彼女随分やつれていないか？」
「頬はこけて背中の肉も無い。
足も引きずる様にしてやっと
歩いている。｣
「大丈夫よぅ、悪い事したから、
仕方ないわよ。
でも、これでいいわ。」
ﾌﾌﾌ
「いいか？虱潰しに探せよ。」
クロードが配置に着いた仲間に指示を出す。
「分かった。」
一同に隠しマイクから返事が来る。
「チャールズは二階｣
「了解。」
「ロベルトは三階｣
「OK。」
「ヴアルタンは地下」
「分かった。」
彼等は水面下で動いていた
レイモンドはそんなことさえしらされていない
「彼女ハンカチ喜んでたわよ。」
「そうか、良かった。
やっぱりエミリアは、
優しいな。」
(アルベルトとクロードが何か話している。なぜ俺に教えてくれないんだ。)
やせこけた体を引きずるように、
死刑台に一段一段時間をかけて
登っている。
精一杯よろめきながら、見るも
無惨な姿で、みるに耐えない。
しかしエミリアは、何故こんなに嬉しそうなのか？
なんでだ‼
レイモンドの頭に疑問が甦る！
本当にあの優しいエミリアか？
死刑をこんな顔をして
見ていられるのか？
最後の一段を登ると、彼女は、
ゆっくりと顔をあげ俺を見た。
黒く大きな瞳は、力なく窪んでいた。
頬はやっれ首の骨は飛び出し
しかし、彼女は俺を見て、馬‥鹿‥ね!!…あ‥なた‥は
王…な‥の‥よ
しっ…かり して
力なく、口が動いた。
そして、笑った。さ‥よ……ら。
やがて叉ゆっくり決心したように、
前を向いた、
やっと立ってる姿は、枯れてしおれくったりとして、忘れ去られた花瓶の薔薇のようだった。
俺はかなりの違和感を感じた。
そして無償に愛しく想えた。
《《バン!!!!!》》
俺は立ち上がった。あれは‥あの女は
美、美桜か！
俺は二階の椅子から飛び出し
死刑台に向かって走った。
カキーン振り落とされた剣とレイモンドの剣がぶつかった。
「≪何のまねだー!!≫エミリア
－!!》》」
美桜はバタッと倒れて死んだように動かなくなった。
レイモンドは直ぐ美桜を抱え
台を降りた。
執行人は、なぜか安堵したような
顔をしていた。
ｱﾊｯ？
ｱﾊｯ？
《《《なぁんだぁ～。ばれたか!!》》》》……
アハハハハ、アッハハハハハ
アッハハハハハーーー
《《アハハハハ、今頃気づいたか!!》》
ケイン、いや!!
レイモンドー!!知らなければ王として私と永遠の命を得たものを、アハハハハ、ヒヒヒヒヒ
何度コロしても収まらないワ
お前も、シャロンの元へ逝け!!
本性を剥き出しにしたエミリアの顔は赤く血走り何本ものくっきりとしたシワが顔中に走る。
歌舞伎役者が舞台化粧をした時の
ように…。
ウギャーアアアアアと叫び声をあげエミリアいや
化け物からビューンと
投げかけられた剣は、
細く長くしなりながらレイモンドの頬をかすめ
ピッと引いた線のように切れた。
薄くポタポタと赤い血がレイモンドの服を染めた。
エミリアはニヤニヤと下舐めずりをしたペロンペロンヒヒヒ
その時、美桜のミサンガがブチつと、切れ美桜の指から虹の光が立ち上がりレイモンドの金の光と重なった。
光はグルグル渦巻いて窓を割って入って来た烏丸一族を燃やしていった。
ギャー、ガーガーガーグァ━━━━
と言う烏丸の泣き叫ぶ声が
五月蝿いぐらいに聞こえてきた。
不思議なことに炎は、
青く燃え火は、建物には燃え移らない。
エミリアは謎の言葉を唱えてギャーーツと叫ぶと土をめくりあげるように大きな真っ黒く鋭い光を放つ西洋剣が立ち上がった。
ケケケケ ｹｹｹ
見たことのない化獣はレイモンドを見て太く濁った声で笑う。
🔊《《《お前は私のものなのに‥
🔊 なぜ、私を選 ばない！》》》》
と叫んだ。
ば、化け物めーーー
美桜を抱え安全性の高い場所を探す。
ああ!!なんと言うことだ。
美桜は片腕で軽々と抱えれる程、
衰弱しきっていた。…
レイモンドの怒りは頂点に達した。
《《ウオオオーっ化け物 ‼》》
美桜を安全な家具の後ろに隠し、
剣を真っ直ぐエミリアに向けて、
向かっていく。
エミリアに対して憎しみが
膨れ上がっていく。
《《《許さんっ!!!》》》》
