MAN of DESTINY王太子の執拗な求愛
🐝⋆゜

「ウワ~可愛らしい、可愛い。」

思わず抱きしめた。二人は俺が何時もやる美桜にキスを降らせるようにチュッチュッ攻撃してくる。


「ア~癒やされる~。
なんてかわいい!愛してる。
二人とも。
愛に終わりがないくらいだ!!」



「でも、ママをイジメないで、パパ、ママのお願い聞いてあげて。」

    「ね、 ね。」

「ママのお願い?」


ああ・・・・・あれか?


「ママ、人の命の上にたった
幸せなんて望んでないよ。
パパも後で後悔するよ。」



「後悔?
なんで後悔なんかするんだ?
お前達を殺すつもりだったんだぞ
許すつもりはない!」



「でも嫌😫ー
私達が幸せになれないよー」


「人を殺すパパは嫌😖」




「・・・」





「わかった。明日ママに謝るよ。」

またキスの雨が降って来る。

(^з^)/チュッ、(^з^)/チュッ
ぺろ~んぺろ~ん、ハッハッハッペロペロペロペロペロペロハッハッハッ

「お前たち激しいな!
ハッハッハッ息ずかいがまるで、犬だぞ ぉ?
は、激しすぎる、

パパもなめちゃうぞぉ~
ぺろぺ?ペロペ ・・・
ロ!!?

?毛、毛、毛!!?お前たち毛深いな~!!

ベロロ~ン、べろ~ン
み、耳はぁやめてくーれぇ
二匹で、違った二人で同じ所 
せめないでぇ~~



うわわわわわ耳はぁ~
やーめぇてぇ~

ぞぞぞーっと寒気がはしる。

飛び起きて、目が覚めると
ラナとメリーが俺の顔をなめていた。
2人を抱きしめていたはずの
娘達は犬だった。

顔がベットリする程なめられていた。
ネバネバする。

更にのしかかられて、押し倒され首や、頭、を嘗め回された。
身体を丸め、ただただ耐えるしかない。


(気持ち悪いが、好かれてるのは
よく分かる。)

昨日急にクロードから誘いを受け
美桜にイラついていたから、
自家用ヘリを飛ばして
遊び、イヤ飲みにきたんだ。

それからクロードの
朝食の誘いを断り朝早くから帰った。
パイロットの彼にはずっと
付き合ってもらっていたから
3日間連休をあげた。
早く美桜に会いたい。

ロザリーからマヤさんに電話があった。



「今殿下が帰られましたよ。
これでいいんで すか?」

「帰ってきたのが答えですね。
美桜もこれでお産に集中出来ますよ。
クロード殿下にもありがとう御座いました と、お伝えくださいませ。そう言って電話 は切れた。」

美桜が朝ご飯を食べていると、レイモンドがやって来た。

「今死刑の中止を申請してきた、
これでいい か!」

「美桜はニッコリして、
さすが私の旦那様だ わ。」
と嬉しそうに飛び付き抱き合ってキスをした。
最近美桜はふっくらしてきて顔も
元に戻り可愛らしい。

「今日、文句を山ほど言って
やろうと思っ て 、
アレンに合ったけどアレンは、私の
顔さえ分からなかったみたいだ。」

「え!!ホント?」

「うん。彼にも恐怖を与えて
いたんだな、もう満足だよ。
それでいいのか?美桜は?」

「ありがとう。いいよ。
6月にはママだもん。」


 それから美桜が5ヶ月になった頃
 レイモンドの様子がちょと
怪しくなった。



美桜は、カフェに帰り、
レイモンドは、城に住んでいた。

ある日レイモンドに用事で
執務室にいくと見覚えのある
彼女がいた。

入院していた頃の女医さんだ。

彼女は、美人でウェーブのかかったキャラメルブラウンの髪が
柔らかそうだった。

睫のマスカラが何か色っぽく、
美桜は濃いめの睫なのでつけないがやはりお金がかかると違うもんだな。

彼女は、上は白のレースの可愛らしいブラウスで下は紺色のスラックスだった。

仕込んだのはレイモンドとは言え
ボンポコタヌキ体系の美桜とは比べものにならないくらい
綺麗だった。

二人歩いて来たので、トイレにかくれ、レイモンドに今から行くと電話してみる。

三回コールで

「どうしたの?何かあった?」

と言われ今から行くけどって
言ったら、今から会議なんだ‼、
と言われた。
2人が車に乗って
仲良く出ていくのが見えているのに?



「はァ!」
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