十日月夜のおとぎ話
ノゾムからのその言葉を見た瞬間、あたしの体は固まった……。
いったいどうしたと言うんだろう。
《何、言ってんの?》
《想像してよ…》
《だから、想像なんて無理だってば》
《だったら、オレでなくてもいいよ。ルナの好きな男を頭に思い浮かべればいい。そいつとキスしてるって想像でいいよ》
《ノゾム?どうしちゃったの?》
いったいどうしたと言うんだろう。
《何、言ってんの?》
《想像してよ…》
《だから、想像なんて無理だってば》
《だったら、オレでなくてもいいよ。ルナの好きな男を頭に思い浮かべればいい。そいつとキスしてるって想像でいいよ》
《ノゾム?どうしちゃったの?》