十日月夜のおとぎ話
あたしはもう完全にパニックに陥っていた。
キーボードを打つ手が震えて、さっきからミスタッチしまくりだ。
《オレは手を伸ばしてルナの体を引き寄せる。髪をかき上げて…それから…耳に唇を寄せる…》
もう何もできず、ただノゾムが発する言葉をジッと見つめていた。
《ルナの顎を指でつまんで…顔をほんの少し上に上げて…静かに唇を重ねるんだ…。ルナも応えて…?》
《無理だよ…》
《オレはそのまま、ルナの服の中にそっと手を忍ばせるんだ…。
ねぇ?
どこが一番感じるの?
胸?》
キーボードを打つ手が震えて、さっきからミスタッチしまくりだ。
《オレは手を伸ばしてルナの体を引き寄せる。髪をかき上げて…それから…耳に唇を寄せる…》
もう何もできず、ただノゾムが発する言葉をジッと見つめていた。
《ルナの顎を指でつまんで…顔をほんの少し上に上げて…静かに唇を重ねるんだ…。ルナも応えて…?》
《無理だよ…》
《オレはそのまま、ルナの服の中にそっと手を忍ばせるんだ…。
ねぇ?
どこが一番感じるの?
胸?》