クールな青山准教授の甘い恋愛マニュアル
1、教え子が親友の妹!?
「青山先生、論文のテーマの相談に乗って下さい!」
春休み中の研究室に訪ねて来た女子学生三人。
今日で何組目だろう?
本当に論文の相談で来たのならいいのだが、彼女達の真の目的は違う。
「先生のお陰でテーマ決まりました!ありがとうございます!これ、チョコです。今日バレンタインだから」
「私も先生に食べてもらいたくて」
彼女達がにっこり笑って俺に差し出したのは、綺麗にラッピングされたチョコ。
そう、彼女たちはバレンタインのチョコを俺に渡すのが目的でここに来たのだ。
一月下旬の後期試験と、二月初めの大学入試が終わって少しは自分の時間を持てるかと思ったが、この二月のイベントを失念していた。
俺は青山慧、二十九歳、独身。
私大の准教授で、専門は国際経済学。
春休み中の研究室に訪ねて来た女子学生三人。
今日で何組目だろう?
本当に論文の相談で来たのならいいのだが、彼女達の真の目的は違う。
「先生のお陰でテーマ決まりました!ありがとうございます!これ、チョコです。今日バレンタインだから」
「私も先生に食べてもらいたくて」
彼女達がにっこり笑って俺に差し出したのは、綺麗にラッピングされたチョコ。
そう、彼女たちはバレンタインのチョコを俺に渡すのが目的でここに来たのだ。
一月下旬の後期試験と、二月初めの大学入試が終わって少しは自分の時間を持てるかと思ったが、この二月のイベントを失念していた。
俺は青山慧、二十九歳、独身。
私大の准教授で、専門は国際経済学。
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