クールな青山准教授の甘い恋愛マニュアル
『最近、綾香、大学のゼミの先生の事ばかり話すんだ。大崎先生の代理で、講義は適当。顔はイケメンだけど、女子学生に騒がれていい気になってるって……。で、先生の名前聞いたら、お前だった』
知ってはいたが、中村さんの俺への評価はかなり辛口。
俺が何もコメントしないでいると、こいつは話を続けた。
『でも、妹が異性の話するなんて初めてでさあ、嫉妬もしたんだけど、慧ならいいかって思い直してね』
亮太の説明に納得出来ず、しつこく理由を聞く。
「だから、何で俺ならいいのか聞いてる」
『慧なら綾香を大事にしてくれると思って。お前って、見た目と違って面倒見いいからさ。綾香のこと頼むよ』
今まで聞いたことのない穏やかな声で告げると、亮太は電話を切った。
また一方的に切られたのに、今度は何故か腹が立たない。
知ってはいたが、中村さんの俺への評価はかなり辛口。
俺が何もコメントしないでいると、こいつは話を続けた。
『でも、妹が異性の話するなんて初めてでさあ、嫉妬もしたんだけど、慧ならいいかって思い直してね』
亮太の説明に納得出来ず、しつこく理由を聞く。
「だから、何で俺ならいいのか聞いてる」
『慧なら綾香を大事にしてくれると思って。お前って、見た目と違って面倒見いいからさ。綾香のこと頼むよ』
今まで聞いたことのない穏やかな声で告げると、亮太は電話を切った。
また一方的に切られたのに、今度は何故か腹が立たない。