クールな青山准教授の甘い恋愛マニュアル
中村さんの症状を伝えて電話を切ると、五分程で玄関のインターフォンが鳴った。
すぐに玄関を開けて出迎えれば、ジーンズにトレーナー姿の弟が入ってくる。
背格好は俺に似ているが、こいつの髪は俺と違って黒で、くせっ毛。
修也は玄関の隅に置いてある女物のブーツに目を向けた。
「病人って兄貴の恋人?」
「いや。亮太の妹」
間髪おかずにそう答えると、修也は少し驚いた顔をする。
「亮太さんに妹いたんだ?やっぱ、妹も似たような性格なの?」
弟は亮太のことをよく知っていて、興味津々といった様子。
「全く似てない。彼女辛そうだから、早く診てやって」
修也を急かして、中村さんのいる部屋に案内すると、俺達の気配に気づいて彼女が起き上がった。
「先生……その人は?」
「俺の弟で、内科医なんだ」
すぐに玄関を開けて出迎えれば、ジーンズにトレーナー姿の弟が入ってくる。
背格好は俺に似ているが、こいつの髪は俺と違って黒で、くせっ毛。
修也は玄関の隅に置いてある女物のブーツに目を向けた。
「病人って兄貴の恋人?」
「いや。亮太の妹」
間髪おかずにそう答えると、修也は少し驚いた顔をする。
「亮太さんに妹いたんだ?やっぱ、妹も似たような性格なの?」
弟は亮太のことをよく知っていて、興味津々といった様子。
「全く似てない。彼女辛そうだから、早く診てやって」
修也を急かして、中村さんのいる部屋に案内すると、俺達の気配に気づいて彼女が起き上がった。
「先生……その人は?」
「俺の弟で、内科医なんだ」