死神王と約束の騎士
…なんだろう、第二王子がすごくこっちを見てくる。

頼むからソフィアの方を見て欲しい。

こっちを見るな!!

「国王陛下、失礼ですがあちらの方は?」

おい!第二王子!いらん話を振るな!!

その国王が私を丁寧に紹介する訳がないだろ!!

「あぁ、その者は我が国の第二王女だ。役に立たん落ちこぼれだがな」

「そうですか」

おい、自分から聞いといて反応薄いぞ…

「確かにこんな不気味な容姿をしていれば誰も王家の人間だと思いませんね。唯一の利点は暗殺や誘拐の危険性がないことでは?」

そう言いながら、冷笑する第二王子がこちらを見る。

すごくムカつく。



< 14 / 66 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop