死神王と約束の騎士
俯いて泣くだろうかと思っていた矢先、俺はこの王女から反撃を受けた。

「お前みたいに性根の腐った奴よりは敬う価値があると思いますが?」

「っ、」

大人しそうな見た目とは違い、随分毒を吐くようだ。

咄嗟のことで言い返せなかった。

今まで人にこんなことを言われなかったからムカついた。

でもそれと同時にこいつともっと話して見たいと思った。
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