死神王と約束の騎士
わかってる。そろそろ動き出さないといけないことは…
ただ、時期を間違うと命取りだ。

「…建国記念日、当日」

「分かった」


「とりあえず眠いから膝貸して?兄様」

「はいはい、ちょっとだけだよ?」

「うん」

兄様に膝枕をしてもらってすぐに意識が遠くなった。



「…おやすみ、俺の可愛い妹」

その声は、すでに夢の世界へ旅立った私には届かなかった
< 34 / 66 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop