死神王と約束の騎士
そんな欲にまみれた舞踏会のどこがいいんだかさっぱりだ。

そんなことに時間を割くなら私は寝る。

とはいえ落ちこぼれと言われても私は王族。

どんなにめんどくさくても舞踏会には出席しなければならない。

「ねぇリース、地味なのでいいから」

「何がですか?」

「なにってドレスだよ、ド・レ・ス!」

「またあんな不気味な格好で出席されるのですか!?」

「これが最後だから」


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