死神王と約束の騎士
第二王子から目をそらして夜空を見上げる。

「今私たちが何気なく見ているあの星たちの光は何億光年も前のもの。星は人よりもずっと長生き。人は生きている間になにか大きなことを成し遂げようとするけれど、人生をかけて成し遂げたことも星々からすればちっぽけなもの。」

そう言って私はもう一度第二王子を見た

「星を見るたびに私はそう思う。そう考えると今悩んでることとかも大したことがないように思えるんだ」

…やばい、なにべらべら喋ってるんだろう自分。
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