死神王と約束の騎士
「そうなのかもな」

「っ、」

そう言って私を見た第二王子は微笑んでいた。

今までバカにしたように笑うことはあったけど、ちゃんと微笑んでいるのを見るのは初めてだ。

「それにしても、そんなことを考えられる奴が落ちこぼれなのは疑問だな」

ギクッ

「この前会ってからお前のこと調べさせてもらった。勉強も運動もできないんだってな」

こいつ…いったい何が目的なんだ?



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