死神王と約束の騎士
「そういう意味で言ってるんじゃねえ!!ただ、お前と友人になれたらと思っているだけだ」

「友人…」

私にだって友人くらいいる。でもそれはリースやゼノといった主従関係でもある人たちだ。

同じ立場の友人はいたことがない。

昔は友だちがほしいと思ったこともあった。でもそれは無理な話だと諦めていた

いいのだろうか、第二王子と友人になっても

「…私は対等な立場で友人といえる人がいない」

「じゃあ俺がお前のはじめてになってやる。俺もお前も考え方が似ている気がする。きっとうまくやれる」
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