死神王と約束の騎士
「…信じてもいい?」

「たかが友人で大袈裟だろ」

この先私はのんきに生きていられなくなる。ならば少しくらい今を楽しんだってバチは当たらないだろう。





「いいよ、友だちになろうセルシオ王国の第二王子」

そう言って私は手を差し出した

「フッ)こちらこそ」




--誰もいないバルコニーで交わした握手を見ていたのは夜空に煌めく月と星だけだった
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