死神王と約束の騎士
--その後しばらくセルシオ王国の第二王子と話した後、私は部屋に戻ろうと長い廊下を歩いていた。





「いつ歩いても長い道のり…もうちょっと王宮って小さくならないのかなー」

文句をいいながら1人でひたすら部屋を目指す。

いつもなら側にゼノがいるが今日はスルト兄様の側に付いている。

ゼノがスルト兄様の影の側近であることは私も知っている。


「ふぁ〜、眠い…」

リースがいれば確実に怒られるであろうというほど大きく口を開けてあくびをしていたその時だった。



--ガタッ

「キャッ!?」

女の人の悲鳴が聞こえた

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