死神王と約束の騎士
二人同時に目を見開いて叫んだ。

そう、私が助けたのはあのスフィア家の侯爵令嬢エレナだったのだ。

「なんであなたが…」

そう言うエレナは開いた口がふさがらないようだ。

まぁ無理もない、運動もできないはずの第二王女が空中で女性をキャッチしたのだから

「エレナ様、どうか今見たことはご内密に」

「…」

「立てますか?」

手を差し出すが反応がない

仕方ない

「失礼いたします」

「えっ?…キャッ」
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