君と生きていた私。
プロローグ
あの時、
照れながら繋いでくれた手も
勇気を振り絞って「好きだよ」と言ってくれ
た震えた声も
抱きしめてくれた時の優しい腕も
少しタバコの匂いのする髪も
優しい声も
一緒に歩いた道も
ネギを山盛りにして食べてたラーメンも
クリスマスケーキの生クリームを一生懸命泡立てるあなたも
「一緒に大人になろう」と言ってくれた事も
「結婚しよう」と言ってくれた事も
私は死ぬまで一生忘れないと誓います。