君と生きていた私。
トモほ少し残念そうにしながら
「迎え、良かったな。でも、俺さすがに送れ
ないわ。こえーもん。自分で駅までいける
っしょ?」
トモはそう言って背を向けた。
いつものことだ。
「はいはい。」
半分呆れて私はトモのアパートを後にした。
まぁ、送ってもらう筋合いはない。
トモには私を送る理由もない。
何だって、トモは私の彼氏じゃないからだ。
暇な時に、カラダが欲しいだけの
そんな男。
帰り道お母さんにこっぴどく叱られながら
あー。何やってんだろ私。
都合良く使われちゃって。
私の人生なんなんだろうなー。
誰かの1番になんてなれないのかなー。
何て、考えていた。