君と生きていた私。
電車がついたら、すぐに短大行きのバスに
乗らなければいけない。
田舎にある短大なので、駅から徒歩...
の選択肢はもちろんなくて
朝のラッシュは物凄いからなるべく早く
バスに大体乗らなければ間に合わない。
「可奈ー起きて〜!!着いたよ!!」
千紗が可奈を揺らすけどぼーっとしていた。
電車から降りて階段を登るが朝のラッシュに
巻き込まれて、私と可奈は、階段ではぐれて
しまった。
「バス1便間に合わんよねー」
可奈は急がなくない様子でトイレの方へ向かっていく。
どうやら、1便に乗る気はないようだ。
仕方なく、私もついていく。
トイレの隣の喫煙コーナーには、
出社前のサラリーマンや、ジャージのおじさんで溢れていた。
そこに混じり煙草に火をつけて
深く深く息を吸った。
「はーぁ。」