理想の高校生活
私とミオは偶然にも
クラスが同じだったから
二人ともやったね!って話をしながら
教室へ向かう




ーーガラッーー





「ぇぁっ⁉︎」



教室のドアを開けた瞬間、
そんな変な声を出したのは
私の横にいたミオだった




「... ⁉︎ミオじゃん、
お前この高校だったんだな」



教室のドアを開けてすぐ目の前の席に
座ってる静かそうで
綺麗な黒髪の男子がミオに話しかける




「そーだよ!受験の前以来だね
私はゆりなと同じ高校に行きたくて
猛勉強してたから、
志望校とか伝える暇なかったんだよねー」




そう、ミオは勉強が少し苦手だったから
私が教えたりしながら受験勉強死ぬ気で
頑張ってこの高校にはいれたの


そこから二人は少し話をしていて、
私はそれをミオの横で聞いていた





どうやら、黒髪の男子の名前は
田口 海李 (タグチ カイリ)

ミオとの会話を聞いてると
二人は幼稚園の頃からの幼馴染で
受験の前に家族同士で集まってからずっと
会ってないらしい



「あ!カイリ!いきなりゆりなって言ってもわからないか!私の横にいるのが、
いつも話してる親友の
光山 夢莉菜(コウヤマ ユリナ)!!
この子のおかげでこの学校見つけれたし、
入学することができたの」



「へー、そうなんだ
よろしくね光山さん 」



「あ、うん!よろしくね!」



田口くん?はあんまりうるさいタイプじゃないみたい
"本読んでそうな静かな子"っていうのが
ぴったりハマりそうな男の子だった

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