恋人未満のこじらせ愛
そしてみんなの簡単な自己紹介をうけて、私は指定された席についた。
とりあえずパソコンをセットアップしようと起動する。
「パソコンは経理部と一緒の機種ですか?」
気さくに話しかけてくるのは、隣の席の石見君。
石見晃大(こうだい)一つ下の入社一年半の子だ。
なぜ知っているのかと言うと、一期下からの新人研修のヒトコマを私が持っていたからだ。
(決算の流れやうちの収支の簡単な説明など…。ぶっちゃけ押し付けられたに近かった)
「多分こっちの方が新しいかな。
よろしくね、石見君…いや、ここでは先輩だし『さん』かな?」
「いやいや、菅原さんの方が先輩ですから」
はにかむ笑顔の石見君。
良かった、何か馴染めそうな気がすると少し安心する。
マニュアルを見ながらパソコンを起動させ、メールのアカウントを入れる作業に入る。
「ん……?」
いくら指定の文字を打ち込んでも、ずっと認証エラーになってしまう。
何でだろう?パスワード変わったのだろうか?
いや、そんなはずはないんだが…。
とりあえずパソコンをセットアップしようと起動する。
「パソコンは経理部と一緒の機種ですか?」
気さくに話しかけてくるのは、隣の席の石見君。
石見晃大(こうだい)一つ下の入社一年半の子だ。
なぜ知っているのかと言うと、一期下からの新人研修のヒトコマを私が持っていたからだ。
(決算の流れやうちの収支の簡単な説明など…。ぶっちゃけ押し付けられたに近かった)
「多分こっちの方が新しいかな。
よろしくね、石見君…いや、ここでは先輩だし『さん』かな?」
「いやいや、菅原さんの方が先輩ですから」
はにかむ笑顔の石見君。
良かった、何か馴染めそうな気がすると少し安心する。
マニュアルを見ながらパソコンを起動させ、メールのアカウントを入れる作業に入る。
「ん……?」
いくら指定の文字を打ち込んでも、ずっと認証エラーになってしまう。
何でだろう?パスワード変わったのだろうか?
いや、そんなはずはないんだが…。